守ってね 釣りの基本ルール・マナー

初心者

みんなが気持ち良く釣りを続けていくために、守るべき基本のルール・マナーをおさらいします。

釣りに習熟すれば身についてくるものばかりですが、入門者は気づかずにマナー・ルール違反を犯してしまいがち。今更だとは思いますがチェックしてみてください。

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隣に一声掛ける

混み合った釣り場で釣りをする場合、「ここで釣りしていいですか」等、一声かけてから釣りを始めてください。釣り場が混雑すると、仕掛けが絡んだり、大物がヒットしたときに周囲に迷惑を掛けたりするものです。最初に挨拶をしておくとお互いに気持ちよく釣りができますし、情報交換もスムーズにできます。たいていOKしてくれるはずですが、混雑していたらOKしてくれないこともたまにあります。その時は仕方がないので場所移動するか、場所があくまで待ちます。

周囲を確認してキャストする/投げる人の後ろを通るときは注意する

針やオモリなど危険度が高いものを投げるときには、事前に周囲に人がいないか確認します。釣りを始めて間もないと後ろを見ないで投げがちで、とても危険です。

また、投げる人の後ろを通過するときには、必ずその人が投げるタイミングを避けるようにしましょう。

小さい魚は逃がす/必要以上に持ち帰らない

釣れた魚はすべて持ち帰るのではなく、必要なぶんだけ持ち帰るようにしましょう。特に小さな魚の場合は積極的に逃すと、資源の維持に役立ちます。

毒魚に注意!/陸上に放置しないで

海釣りでは毒のある魚がたまに釣れます。アイゴ、ハオコゼ、ゴンズイ、オニカサゴなどなど。そんな魚を直接手で触ることが絶対に避けましょう。そうした毒魚も食べないなら必ず海に逃してあげてください。

毒魚に限らず、目的外の魚(フグやエソなど)を陸上に放置する人がよくいます。魚が腐敗して悪臭を放ち、釣り場が閉鎖される原因になりますので絶対にしないようにしましょう。

転落危険性のある場所ではライフジャケット等を着用

柵がないような釣り場では落水の危険性が高いです。必ずライフジャケットやフローティングベスト等を着用しましょう。自身の身の安全を守るだけではなく、死亡事故が発生した釣り場では釣り場の閉鎖がすすんでしまいます。磯場に行くときは、膨張式ではパンクのおそれがあるので注意しましょう。また、滑りやすい場所では滑りにくい靴も重要です。危険な釣り場に行くときは複数人でいくのが基本です。

ゴミは必ず持ち帰る/できる範囲で周りのゴミは拾う

自分の出したゴミは必ず持ち帰るようにします。ゴミが原因で釣り場の閉鎖が続いています。また、自分の出したゴミでなくても、できる範囲でゴミは持ち帰ってください。意図的でなくても、自分のゴミが風に飛ばされてしまうことがあります。その分を持ち帰る気持ちで他人のゴミでも持ち帰るよう協力しましょう。

駐車は場所を考えて

駐車禁止の場所への駐車やアイドリングの音によるトラブルも多いです。漁業者・運送業などの通行の妨げになったり、騒音による周辺の住民から苦情によって、釣り場閉鎖の原因となっています。

特に漁港内や波止場で作業用のスペースに駐車されるというケースが多いようです。

トイレの場所は事前に確認

近くにトイレがあっても、そのへんで用足しをしてしまう人がいますが、迷惑ですし不衛生です。釣り場を汚すと釣り場閉鎖の原因となります。すぐとなりで「撒き餌」といって用足しされたことがあります。トイレが近くに無い時でも他人に配慮する気持ちを忘れないでください。また、漁港内のトイレも基本的に漁業者用ですので、確認が必要となります。

漁港で釣りをする場合は、船や漁師優先

漁港は荷揚げや漁師のためにあります。釣りはその邪魔にならないようにしましょう。船が来たら仕掛けを上げます。着岸する船がきたら移動します。「先に釣りをしていたから」と権利を主張する人がいますが、全くのお門違いです。「釣りをさせてもらっている」という意識を持って釣りをしましょう。

立入禁止、釣り禁止の場所に入らない

SOLAS条約、漁や荷役のためや、危険性が高いため閉鎖されていたりします。守れない人が多いです。

釣り場の公開には注意

釣り場をインターネット等で広く公開すると、釣り場に多くの人が殺到するおそれが出てきます。悲しいかな、大勢の人がくると一定割合でゴミを捨てたりマナーを守れない輩が混じっています。無闇矢鱈に釣り場を公開するとその釣り場は閉鎖への一歩を歩みだしてしまいます。釣り場を公開することは自由ではありますが、リテラシーの無い人の行動を止めることはできません。極力注意するようにしましょう。

夜釣りではライトに注意

ヘッドライトの光で魚が逃げたり警戒することがあります。他の釣り人がいるときには、不意に海面を照らしたり、ヘッドライトのつけっぱなしをしないようにしましょう。赤色光のものは警戒されにくいのでギリギリセーフとする人もいます。混雑した釣り場で使うなら赤色光が無難です。

仕掛けの放置に注意

ウキ釣りなど流れに乗せる仕掛けは特に、放置したらすぐに隣の人のじゃまになります。ウキの管理は常に行い、隣に影響がない範囲まで流すようにしましょう。

場所取りは控えて

一時的に荷物だけをおいてその場を離れるときは一声掛けてからにしましょう。長時間離れる場合は、一度撤収してください。人気釣り場では荷物だけ(竿だけとかも多い)で場所取りする人がたまにいますが、ゆずりあって釣りをしてください。複数竿を出す釣りをする人は混雑に応じて竿を減らすのも忘れずに。

集魚灯、撒き餌は使用可否を確認

都道府県ごとに集魚灯、撒き餌の使用が制限されていることがあります。事前にルールを確認してください。

採捕不可の水産物は確認しておく

場所によって採捕不可の水産物が設定されています。伊勢海老などはその好例です。漁業権のない場所を調べて釣りをするようにしてください。

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