「エギング最高峰のリールが欲しい!」
そんな人におすすめなのがシマノのエギング用最上位機種「21セフィアXR」です。
本記事では、
「前モデルと何が変わったのか」
「専用機と汎用機とはどう違うのか」
といった、垂直方向と水平方向でリール同士の「違い」を比較し、徹底的に解説します。


「21セフィアXR」の「21」や「XR」って何?
「21」は発売年、「XR」はエックステクノロジーレボリューション(X Technology Revolution)で中上位機種に付与される略称です。

更新情報 2024/7/13
24ヴァンフォードの発売に伴いアップデートしました。
- 売れ筋の釣具(Amazon, 1時間更新)
スピニングリール
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「21セフィアXR」の新機能は4つ!
まず、前モデル「17セフィアCI4+」から「21セフィアXR」にアップデートして新しく搭載された機能は、以下の4つです。
- 1)マイクロモジュールギアⅡ
- 2)Xプロテクト
- 3)サイレントドライブ
- 4)ロングストロークスプール

「21セフィアXR」は「20ヴァンフォード」がベース。
リール画像出典:シマノカスタマーセンター
価格は若干アップ、ボディ材質は引き続き「CI4+」ですが、軽量化に成功しています。
機能のアップグレートについて、サクッとみていきましょう。
1)滑らかで耐久性のある「マイクロモジュールギアⅡ」
「マイクロモジュールギアⅡ」はギアの歯を小型化することで、ギアの歯数を増やしたギア「マイクロモジュールギア」の進化版です。

「マイクロモジュールギア」はノーマルギアと比べて、ギアの接地面を複数で支えるためギアの耐久性がアップしたうえ、巻き心地のなめらかさもアップしました。

「マイクロモジュールギアⅡ」では設計が見直され、音鳴りの低減と巻き心地の滑らかさがさらにアップしました。
エギを通じて潮流の変化を感じ取る助けとなります。
マイクロモジュールギアⅡ
かろやかで滑らか。珠玉のギアフィール。
出典:シマノHP
最先鋭の歯面設計、シマノならではの製造技術によって進化したマイクロモジュールギアⅡ。ギアの歯、ひとつひとつの歯面から設計を見直し、理想的な歯形状を追求。音鳴りの低減、滑らかなギアフィーリングの向上も達成しました。
2)撥水+ラビリンス構造による防水「Xプロテクト」
シマノの防水機構の技術の一つが「Xプロテクト」です。
そもそも、前モデルの「17セフィアCI4+」には、「コアプロテクト」という防水機構が採用されていました。コアプロテクトとは特殊撥水処理の技術とフラットな接合面によって、水を水玉化して侵入を防ごうというものです(下図)。

「21セフィアXR」では、「コアプロテクト」の撥水技術に加えて水の侵入経路に「ラビリンス構造」を配置することで、さらに防水性能をアップさせた「Xプロテクト」を搭載しています。

これらの防水技術は非接触なので、回転が重くならないメリットがあります。
Xプロテクト
シマノが誇る鉄壁の防水構造
出典:シマノHP
より軽い回転が求められる中小型汎用スピニングリールには、回転の軽さを損なわないよう非接触式構造にこだわりました。従来の撥水処理に加え、水の侵入を抑えるラビリンス構造を複合することで、非接触でありながら高い防水性能を実現しました。ストッパーベアリング部、ラインローラー部等に採用されています。
3)微細な振動やガタつきを抑制「サイレントドライブ」

画像出典:シマノHP
「サイレントドライブ」とは、リールのボディ全体の基本設計の見直しです。
細かなクリアランスの解消によって、ガタつきが少なくなり、静かでなめらかな巻き心地を実現しています。
サイレントドライブ
細部まで徹底した、静謐なる一体感。
出典:シマノHP
ボディ全体の基本設計、駆動関連部品をひとつ ひとつ見直し、部品間の微細なガタ、隙間、揺れを細部に至るまで徹底的に排除。改善の対象箇所はドライブギア、ウォームシャフト、ウォームシャフトピン、ウォームシャフトギア、摺動子ギアなど多岐に渡る。あらたな次元での滑らかな回転性能、静粛性を伴った巻きごこちを実現しました。
4)飛距離がアップ「ロングストロークスプール」

画像出典:シマノHP
「ロングストロークスプール」は、その名の通り、スプールのストローク(糸巻き面の縦の長さ)を長くしたスプールです。
糸の減りが遅くなるので、キャスト時のスプールエッジ等に対する放出抵抗が低減され飛距離のアップに寄与します。
エギで探れる範囲が増えますので、より直接的に釣果のアップが期待できます。
ロングストロークスプール
ロングストローク設計のスプール
出典:シマノHP
スプール糸巻き部の幅を長くすることで、キャスト後半のラインの減り量を抑えることができ、キャストフィーリングと飛距離の向上に貢献します。
「21セフィアXR」アップデート情報のまとめ
「21セフィアXR」のアップデートをまとめましょう。
- ギアの耐久性、巻き心地の滑らかさ、静粛性のアップ(マイクロモジュールギアⅡ)
- 防水性能アップ(Xプロテクト)
- 静かで滑らかな巻き心地(サイレントドライブ)
- 飛距離アップ(ロングストロークスプール)
- 軽量化
滑らかな巻き心地やガタツキの抑制、飛距離アップに軽量化などエギングで求められる機能がアップグレードしています。
ラインナップはC3000S、C3000SHG、C3000SDH、C3000SDHHGの4機種で、エギング専用機ならではの絞った番手となっています。
「21セフィアXR」と他のシマノ現行機種との比較
シマノのエギング専用機「セフィア」の全機種を含め、今回は、以下のシマノ現行機種との比較を行います。
- 「21セフィアXR」…セフィアシリーズの上級機。今回のメイン。
- 「23セフィアSS」…セフィアシリーズの中級機
- 「22セフィアBB」…セフィアシリーズの入門機
- 「24ヴァンフォード」…おそらく次期セフィアXRのベース機
- 「23ヴァンキッシュ」…MGLシリーズの最上位
「21セフィアXR」の「機能」比較(材質以外)
まずは、材質以外のリールの「機能」を比較します。

C3000Sと同一サイズの2500Sで比較しています。
「21セフィアXR」のメーカー価格は約3.9万円
「21セフィアXR」はメーカー価格で3.9万円します。
入門機「22セフィアBB」、中級機が「23セフィアSS」と定価ベースで1万円ずつくらいの差があります。
「23ヴァンキッシュ」はシマノのMGLシリーズ(クイックレスポンスシリーズ)の最上級モデルですので、価格にかなり開きがあります。
「ヴァンフォード」は「セフィアXR」のベース機となるため同価格帯かやや安くなっています。
「21セフィアXR」には5つの最新機能が非搭載
「21セフィアXR」には、「インフィニティクロス」「インフィニティドライブ」「インフィニティループ」「アンチツイストフィン」「デュラクロス」といった、5つの最新機能が搭載されていません。
これらの機能をざっくりいえば以下の通りです。
- インフィニティクロス:耐久性がアップしたギアデザイン
- インフィニティドライブ:高負荷でも滑らかに巻けるシャフト構造
- インフィニティループ:超密巻きによる飛距離アップ
- アンチツイストフィン:ライントラブルを低減するフィン構造
- デュラクロス:なめらかかつ高耐久のドラグワッシャー
この中で、エギをテクニカルに操作するエギングでは「アンチツイストフィン」はあると便利な機能です。リールの糸落ちを減らし、ライントラブルを如実に低減してくれます。
逆に、他の機能は耐久性や高負荷をに気を使う釣り向けの機能なので、必須とは言いにくいです。
「21セフィアXR」のボールベアリングは9個でエギングに万全な配置
ボールベアリングが搭載されるとその個所の性能アップが望めます。
どこにボールベアリングの搭載されているかみてみましょう。
- 22セフィアBB(合計5個):
・メインギアの左右…2個(全体の巻き心地アップ)
・ピニオンギアの上下…2個(高負荷時巻き心地アップ)
・ラインローラー…1個(ラントラブルの低減) - 23セフィアSS(合計7個):
・スプール内部…2個追加(ドラグ性能アップ) - 21セフィアXR(合計9個):
・ハンドルノブ…2個追加(低負荷時巻き心地アップ)
入門機の「22セフィアBB」はあってほしい基本の箇所に5つのボールベアリングが配置されています。
さらに中級機の「23セフィアSS」には、スプール内部に2個のボールベアリングを追加した「リジッドサポートドラグ」が搭載されています。
これによりドラグがよりなめらかに出るため、イカの身切れを防ぎたいエギングに最適な機能だと思います。

さらに、最上位の「21セフィアXR」にはハンドルノブ部に2個のボールベアリングが搭載されます。
これによって主に低負荷時の巻き心地のアップが期待されます。
エギングで水中の情報が少しでも欲しい場合には有利にはたらきます。

シングルハンドルのほうが滑らか
「21セフィアXR」のダブルハンドルモデルでは、一つのハンドルノブで1個のボールベアリングが搭載されています。対して、シングルハンドルモデルでは、1つのハンドルノブで2個のボールベアリングが搭載されています(下図)。

画像出典:シマノカスタマーセンター
理屈上、シングルハンドルのほうがハンドルは滑らかです。
ちなみに、「24ヴァンフォード」と「23ヴァンキッシュ」のボールベアリング搭載箇所は下記の通りです。
- 24ヴァンフォード(計7個):
・メインギアの左右…2個(全体の巻き心地アップ)
・ピニオンギアの上下…2個(高負荷時巻き心地アップ)
・ラインローラー…1個(ラントラブルの低減)
・ハンドルノブ…2個(低負荷時巻き心地アップ) - 23ヴァンキッシュ(計11個):
・スプール内部…2個追加(ドラグ性能アップ)
・ローターナット部…1個追加(高負荷時ローターの回転が滑らかに)
・ウォームシャフトギア部…1個追加(スプール上下が滑らかに)
なお、常に水にさらされて傷みやすいラインローラー部のボールベアリングをケアするため、「23ヴァンキッシュ」のラインローラーには特殊防水ボールベアリングが用いられています。
「21セフィアXR」には「ラピッドファイアドラグ」が搭載

シマノの「エギング専用リール」に搭載される特別なドラグが「ラピッドファイアドラグ」です。
セフィアシリーズの全機種に搭載されています。
これはダイワの「クイックドラグ」のようなものでドラグを急に緩めたり締めたりファイト時の調整がしやすくなっています。

C3000Sと2500Sの違い
セフィアシリーズにはC3000S番手がありますが、汎用機にはC3000Sがなく2500Sであることが多いです。違いはドラグのパワーです(ボディ、ローター、スプールは同一サイズ)。実用ドラグ値が低い2500Sのほうが繊細なドラグ調整が得意です。広いドラグ調整幅を急激に変化させたい「ラピッドファイアドラグ」と相性がいいのはC3000S番手です。
「ラピッドファイアドラグ」機能はシーバス専用リール「エクスセンス」やバス専用リール「コンプレックス」でも搭載されています。汎用機には搭載されていません。また、微妙な調整が必要になるライトゲームや管釣り用ではこの機能はありません。
ラピッドファイアドラグ
ドラグノブの回転数に対するドラグ力の変化が大きく、ストラクチャー周りで魚を止めたいとき、足元で急に突っ込まれたときなど、瞬時にドラグ調整をしたいシチュエーションで非常に有効な機能です。
出典:シマノHP
「21セフィアXR」には「マグナムライトローター」が搭載

シマノの汎用スピニングリールには、従来のコアソリッドシリーズと、軽量・低慣性がウリのMGLシリーズ(クイックレスポンスシリーズ)があります。
マグナムライトローターはMGLシリーズに搭載される低慣性ローターです。
これは、軽量かつ左右非対称のローター形状によって、すぐに止まる=低慣性を目的としています。
エギやルアーなど操作を重視する釣りでは、この巻き出しが軽く、ピタッと止まる低慣性なローターが活躍します。
マグナムライトローター
回転慣性を低減化しローター剛性を強化
出典:シマノHP
左右非対称のローター構造を採用し、操作性と感度の向上を求めて、異次元の回転の軽さを実現したマグナムライトローター。さらにラインローラーの軽量化、ベールのチタン化、ローター肉厚の最適配置を行い回転慣性の低減に成功した。
「21セフィアXR」の材質の比較
最後に、リールのパーツに使われる材質を見てみましょう。
材質の差よって強度・剛性・軽量さが変わります。

C3000Sと同一サイズの2500Sで比較しています。
※23ヴァンキッシュのハンドル材質はC5000番はアルミです。

ローターはボディの上に載るハンドルを回して回転する部分。
ベール(ベールアーム)は糸を誘導する針金状の部分。
スプールリングはスプールエッジを構成するパーツ。
画像出典:シマノHPから画像改変
リール材質の強度と剛性は、おおよそ下記の通りだと考えられます(推定)。
チタン > マグネシウム > アルミニウム
> ステンレス > CI4+ > 高強度樹脂
※素材には様々な種類があり、特に金属の合金は特性がまちまちです。リールの価格からの推測も入れています。(参考:比強度の一覧表、参考:マグネシウムの基礎知識、「マグネシウム合金」という素材)
「21セフィアXR」のボディ材質は「CI4+」
ボディの材質によってリールの重さと高負荷時の巻き取りの快適さを左右するリールの剛性が変わります。
「21セフィアXR」のボディには「CI4+」が採用されています。
「CI4+」はカーボン素材が入った樹脂素材です。
一般的に金属製ボディより剛性は落ちますが、エギングでは剛性よりも本体の軽さが重視されますので「CI4+」が最適です。

「21セフィアXR」のローター材質は「CI4+」
ローターの材質もリールの剛性と重量に影響します。

「21セフィアXR」のローターは「CI4+」製で軽量・低慣性に仕上がっています。
ここでも剛性より、軽量さを重視していますね。

エギングに絞った機能と素材を選んでいます
「21セフィアXR」のハンドル材質は「CI4+」
「21セフィアXR」には「CI4+」製のハンドルが採用されています。
これは、ヴァンキッシュをはじめ、軽量さを重視するほんの一部の機種でのみ採用されています。


とことんCI4+素材を使用するリールはとてもめずらしいです
ハンドルノブも、指にフィットしてEVA製というエギングに最適化された形状になっています。
「21セフィアXR」のベール材質は「チタン」
「21セフィアXR」には「チタン」製のベールが採用されています。
「チタン」は強度に優れた素材でシマノのリールでも最上位のベールとなります。
ステンレスより軽くなるため、エギングにもってこいです。

「21セフィアXR」総まとめ
セフィア同士の比較
「21セフィアXR」はスペック上、エギング専用リールの最上位にふさわしくエギングに真剣に取り組みたい人におすすめできる機種となっています。
気になるのは、一つ下位の「23セフィアSS」との大きな違いはハンドルノブのボールベアリング(2個追加)とハンドル素材(「CI4+」に変更)、そして重量(C3000Sで15g軽量)であることです。
2024年現在では、次期アップデートを待つか、玄人やガチ勢でなければ「23セフィアSS」のほうを買っても十分満足できると思います。
「24ヴァンフォード」を選ぶケースは?
「セフィアXR」は、ベース機「ヴァンフォード」と比べて、「ラピッドファイアドラグ」や「リジッドサポートドラグ」などエギングで活躍するカスタムが施されたリールとなっています。

「21セフィアXR」とベース機「20ヴァンフォード」とのおもな違いは下記の通りです。
- 21セフィアXR = 20ヴァンフォード+「ラピッドファイアドラグ」「リジッドサポートドラグ」+「CI4+のハンドル」
エギング用途では「セフィアXR」のほうが「ヴァンフォード」より優れた点が多いのです。
ただ、汎用リールとしては「24ヴァンフォード」にも優れた点が多いです。つまり、次期「21セフィアXR」のベース機となるであろう「24ヴァンフォード」にはインフィニティクロス、インフィニティドライブ、アンチツイストフィン、デュラクロスなど最新機能がてんこ盛りなうえに、価格もほぼ「21セフィアXR」と同等かやや安くなります。
最高のエギング専用リールが欲しい人は「21セフィアXR」を、エギング以外にもリールを使いたい人は「24ヴァンフォード」を買うと良いと思います。
「23ヴァンキッシュ」を選ぶケースは?
「21セフィアXR」を買うか「24ヴァンフォード」を買うか迷った人には「23ヴァンキッシュ」がおすすめです。
「23ヴァンキッシュ」はMGLシリーズの最高峰なので、「21セフィアXR」より軽量で頑丈でインフィニティクロス、インフィニティドライブ、インフィニティループ、アンチツイストフィン、デュラクロスといった5つの最新機能が搭載されています。
ただ「23ヴァンキッシュ」には「ラピッドファイアドラグ」は搭載されていませんので、その点だけ注意してください。
セフィアシリーズの関係図
最後に、シマノのエギング専用機セフィアシリーズの関係性をまとめます。
22セフィアBB
↓
軽量化+ドラグ性能UP+低慣性ローター+ローター剛性UP
↓
23セフィアSS
↓
ハンドルノブBB2個追加+ハンドル軽量化
↓
21セフィアXR
この中でエギング専用機としてコスパが高いのは中級機の「23セフィアSS」だと思いますが、「いっちゃんええやつ」が好きな人は「21セフィアXR」を選ぶのも手でしょう。
それぞれの用途にあわせて、購入を検討してみてください。
Amazonなどで購入者のレビューも参考にしてください。



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