リールの巻き上げ力を計算できます。
リール名 | ハンドル長 (mm) | 最大巻取り長 (cm) | トルクゲイン(TG%) |
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「トルクゲイン」(TG)とは
ここで計算する「トルクゲイン」(TG)とは糸を巻き取る「出力トルク」に対するハンドルを回す「入力トルク」の割合です(入力トルク/出力トルク)×100(%)。
「トルク比」としてもよかったのですが、一般的なトルク比の逆数となるのでトルクゲインと名付けました。
この値が高ければ高いほど力強く巻くことができます※。
たとえば、トルクゲインが50%の場合、ハンドルに加えた力の50%が糸を巻き取る力に変換されるということです。
トルクゲインは以下の3つの要素によって高い値となります。
・ハンドルが長い
・スプール径が小さい
・ギア比が低い
トルクゲインが高いほどよいリールというわけではありません。
・トルクゲインが高い=パワフル
・トルクゲインが低い=巻き感度が高い
※注意点
ただし、トルクゲインは、ドライブギアの回転がそのままローターの回転にダイレクトに変換されると仮定したときの値であり、各種パワーロスを無視した値となっています。
同じトルクゲインのリール同士であったとしても、ボディやギアの剛性が高くボールベアリングが沢山搭載される機種のほうがパワーロスが少なく、力強い巻き取りが可能となります。また、スピニングリールの場合スプールの上下運動にどれくらい多くの力を割いているかによっても実際のトルクは異なってきます。
特に、両軸リールとスピニングリールを比較するなど機構の異なるリール同士の比較には向いていませんので注意してください。