釣り用の「夜光玉」(蓄光玉、発光玉)は仕掛けに追加するだけで簡単に釣果アップすることがあり、他人と差がつけられるグッズです。
明るく長時間光るほど、夜間や深い海などでアピールできるで、釣果アップが期待できます。
釣具屋に並ぶどの「夜光玉」が高性能なのでしょうか。
今回は、各社の夜光玉の明るさと持続時間をくらべてみました。
夜光玉には「ハード」と「ソフト」がありますが、今回は利用者が多いと思われる「ソフトタイプ」の比較です。
- 比べる製品
- 方法
- 結果
- 1位 東邦産業:「発光玉ソフト タイプ8H」(ブルー)
- 2位 東邦産業:「発光玉ソフト タイプ8H」(グリーン)
- 3位 ハヤブサ:「名人の道具箱 高輝度ひかり玉」(フラッシュ)
- 4位 東邦産業:「発光玉ソフト タイプ8H」(ピンク)
- 5位(同率)ハヤブサ:「名人の道具箱 高輝度ひかり玉」(グリーン)
- 5位(同率)ヤマシタ:「20倍ビーズ」(グリーン)
- 5位(同率)ヤマシタ:「20倍ビーズ」(ピンク)
- 5位(同率)セリア:「蓄光玉」(グリーン)
- 9位 ハヤブサ:「名人の道具箱 高輝度ひかり玉」(ブルー)
- 10位 イシナダ:「集魚の近道 夜光ソフト」(イエロー)
- 11位 東邦産業:「発光玉ソフト」(グリーン)
- 12位 ハヤブサ:「名人の道具箱 高輝度ひかり玉」(レッド)
- 13位 イシナダ:「集魚の近道 夜光ソフト」(オレンジ)
- まとめ この「夜光玉」がベスト・バイ!
比べる製品
以下の13種類を比べました。
サイズはすべて各社の「3号」表記のものです。
※オーナーばりの製品もあるようですが、入手できず。
入手でき次第追加予定です。
方法
1)夜光玉を各10個ずつケースに入れ、実際の使用に即してライトで10秒間30センチ程度離して平等に当たるように照射します。
2)10分おきに、写真と目視で4段階評価します。写真は絶対評価(最も明るい状態を4、最も暗い状態を1とします)、目視は相対評価(他の玉の光り具合と比べたときの違いを評価)です。
3)1時間合計7回の4段階評価を集計し、写真100点、目視100点の合計200点満点で評価します。
※使用したライトは東邦産業「UVライト9LED」(生産終了品)と白色ライト(自転車用)です。それぞれ1回ずつ計測した結果を平均して評価します。
意外なことに、ライトの色で結果はあまり左右されませんでした。
結果
一例としてUVライトの照射直後の様子です。
10分後の様子です。かなり暗くなっています。
写真では20分後にはほぼすべての夜光玉が暗くなって比較不能になりましたので、写真掲載は省略します。肉眼だと自動で明るさ調節するので違いが明確にわかりました。
1位 東邦産業:「発光玉ソフト タイプ8H」(ブルー)
合計 200点
(写真 100点/目視 100点)
さすが、この分野のトップブランド東邦産業(TOHO)。ブルーカラーは、前掲の写真でもわかるほど持続時間は一番でした。
釣り場の水色がクリアな場合には青色光は遠くまで届きますので、そのような環境で釣りをされる方は選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
2位 東邦産業:「発光玉ソフト タイプ8H」(グリーン)
合計 142点
(写真 63点/目視 79点)
2位はTOHOのグリーン。緑色は水色に左右されにくいので、常備しておきたい製品です。
3位 ハヤブサ:「名人の道具箱 高輝度ひかり玉」(フラッシュ)
合計 130点
(写真 54点/目視 76点)
3位はハヤブサのフラッシュカラー(白系)。
この色は発光素材そのままの無着色なのでしょう、ハヤブサの他のカラーより長持ち&明るかったです。
4位 東邦産業:「発光玉ソフト タイプ8H」(ピンク)
合計 128点
(写真 63点/目視 66点)
4位はTOHOのピンク。赤系の中では一番の性能でした。
サバやタチウオなど「赤系が効く」とされている魚種にいかがでしょうか。
以上が夜光玉4天王です。
5位(同率)ハヤブサ:「名人の道具箱 高輝度ひかり玉」(グリーン)
合計 108点
(写真 42点/目視 66点)
こちらもかなり優秀で、光量が持続しました。
5位(同率)ヤマシタ:「20倍ビーズ」(グリーン)
合計 108点
(写真 42点/目視 66点)
ヤマシタの製品は安定した光量が特徴でした。
5位(同率)ヤマシタ:「20倍ビーズ」(ピンク)
合計 108点
(写真 42点/目視 66点)
ヤマシタのグリーンと同じくらいの光量が持続しました。
5位(同率)セリア:「蓄光玉」(グリーン)
合計 108点
(写真 42点/目視 66点)
100円ショップの製品なのに上位にランクイン。コスパは1位。すばらしいです。
穴がやや大きいですので、泳がせ釣りのエサズレ防止用途には向かないかもしれません。
これより下の製品は発光量を期待して買うのはおすすめしません。
9位 ハヤブサ:「名人の道具箱 高輝度ひかり玉」(ブルー)
合計 58点
(写真 21点/目視 38点)
透明なブルーなので、魚に効きそうな色です。発光量はいまいち。
10位 イシナダ:「集魚の近道 夜光ソフト」(イエロー)
合計 40点
(写真 21点/目視 19点)
暗くなるのが早く、いまいち。
11位 東邦産業:「発光玉ソフト」(グリーン)
合計 34点
(写真 21点/目視 13点)
東邦産業の8Hシリーズと異なり、こちらの製品は発光性能はかなり劣りました。
安価ですが光量目的ではおすすめしません。
12位 ハヤブサ:「名人の道具箱 高輝度ひかり玉」(レッド)
合計 15点
(写真 13点/目視 3点)
あまり光らず、どんどん暗くなりました。製品不良?
13位 イシナダ:「集魚の近道 夜光ソフト」(オレンジ)
合計 12点
(写真 8点/目視 3点)
こちらもすぐ暗くなります。いまいち。
まとめ この「夜光玉」がベスト・バイ!
光量が多く長続きする製品がほしければ、以下の上位4製品をほしい色に合わせて選ぶと良いです。
青系なら:東邦産業:「発光玉ソフト タイプ8H」(ブルー)
緑系なら:東邦産業:「発光玉ソフト タイプ8H」(グリーン)
白系なら:ハヤブサ:「名人の道具箱 高輝度ひかり玉」(フラッシュ)
赤系なら:東邦産業:「発光玉ソフト タイプ8H」(ピンク)
コメント