タチウオ・アジ用LED集魚灯の選び方ーールミカ、ハピソンほか

タチウオ

堤防でのタチウオ釣りやアジ釣り、サバ釣り、イカ釣り等に役立つのが水中集魚灯です。

今回はLEDタイプの水中集魚灯について、ルミカ、ハピソン、12V電源タイプの比較をします。

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ルミカ 水中集魚灯 VOLTⅡ

単3形乾電池で使える手軽な集魚灯がルミカの「VOLTⅡ」です。

「ブルー」、「ホワイト」、「グリーン」の3色に加えて、2023年に「プランクトンブルー」、「オーロラホワイト」の2色が追加されました。

この商品のいいところは、実売3000円を切る低価格、コンパクト・軽量のため持ち運びが楽、単3形感電池使用なのでランニングコストが低いということです。

製品のスペックは以下の通りです。

容物本体1個、10mヒモ付
本体サイズ直径48×全長218mm
重量300g(電池含む)
使用電池アルカリ単3形乾電池×3本(※別売)
点灯パターン常灯→ホタル点滅→ゆっくりホタル点滅→消灯(プランクトンブルー/オーロラホワイト)
常灯→点滅→ゆっくり点滅→消灯(ブルー/ホワイト/グリーン)
カラーラインナップブルー/ホワイト/グリーン/プランクトンブルー/オーロラホワイト
連続使用時間約12時間

新カラーの2色をピックアップしましょう。メーカーの説明によると以下の特徴があります。

「プランクトンブルー」:イカ釣りで特に効果的なカラー。淡いナチュラルな光で魚を寄せる。

「オーロラホワイト」:煌めくオーロラフィルム入りなので、広範囲へのアピールが可能。

「オーロラホワイト」は集魚力重視で濁った水でもいける万能タイプですね。対して「プランクトンブルー」は澄んだ水やイカ釣り向きのカラーです。

ハピソン 乾電池式 LED水中集魚灯 YFシリーズ

乾電池式集魚灯としての先駆者はハピソンのLED集魚灯YFシリーズでしょう。

ハピソンでは単1形乾電池4本を使うYF-500が最初に発売され、その後、ミニタイプである単3形3本を使うYF-510、その後、YF-500の後継機である単1形乾電池4本を使うYF-501が発売されました。名前が似ていて、ややこしいですね。

型落ちのYF-500は省略して、今回は、YF-510とYF-501を紹介します。

ハピソン(Hapyson) 乾電池式高輝度LED水中集魚灯 YF-501

本機の特徴は、乾電池式では最も明るい500ルーメンである点です。前モデルのYF-500と比べて2倍の明るさです。

製品スペックは以下のとおりです。

容物本体1個、30mロープ、ロープ巻き、ポリ袋(乳白色)
本体サイズ直径約123㎜ × 高さ約300㎜
重量約1.6㎏(アルカリ乾電池含む)
使用電池アルカリ単1形乾電池×4本(※別売)
点灯パターン全点灯/オートモード
連続使用時間全点灯:連続約8時間
オートモード:連続約32時間
※20℃時

メーカーHPでは、以下の特長も挙げられています。

・警戒心の強い魚を刺激しない均一な光。
・魚が最も反応する波長500nm(青緑)。
・光の「1/fゆらぎ」で摂餌行動を刺激。

サイズが大きく、重く、全点灯で8時間しかもたない本機ですが、メリットは「明るい」ということに尽きます。

管理人は前モデルYF-500を持っています。それでも明るかったですが、それの2倍明るいというのは魅力です。

ハピソン LED水中集魚灯 ミニ YF-510

ハピソン(Hapyson)
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こちらは、ハピソン製の単3形電池を3本使用するタイプのLED水中集魚灯です。

特長は小型軽量ですが、ルミカのVOLTⅡのほうが連続使用時間、重さ、値段も含めて勝っています。

製品スペックは以下の通りです。

容物本体1個、10mロープ、収納ポーチ
本体サイズ直径約62mm × 高さ約164mm
重量約440g(アルカリ乾電池含む)
使用電池アルカリ単3形乾電池×3本(※別売)
点灯パターン全点灯/ゆらぎ/白点灯
連続使用時間全点灯時 : 連続約8時間
ゆらぎ時 : 約30時間
白点灯時 : 約25時間

※20℃時
※パナソニックアルカリ乾電池使用時

メーカーHPには以下の特長も挙げられています。

・機動性に優れた小型・軽量タイプ
・魚が最も反応する波長500nmの青緑色LED搭載
・光の「1/fゆらぎ」で魚の摂餌行動を刺激

小型ながら、一つで白LED/白LED+青緑LEDの切り替えができるため、全魚種用とイカ用とを兼ねられる良さがありますね。

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LEDの明るさにこだわるなら DC12Vバッテリータイプ

個人的に行き着いたのは、DC12Vのバッテリーを使うLED水中集魚灯です。

乾電池式LED集魚灯の不満点は、肝心の明るさが不足している気がして、魚の寄りがいまいちに感じられる点です。

そこで、管理人はここぞというときにはK’sガレージのカーバッテリーを使った水中集魚灯を使っています。

色は実績のグリーンを選択しました。さらに大きなサイズもありますが、ミニサイズでも3000ルーメンを超えるカラーも多数あります(イエロー3853ルーメン、オレンジ3240ルーメン、グリーン2880ルーメン、ブルー2684ルーメン、ホワイト3960ルーメン)。乾電池式と比べて明るさは、比べ物にならないくらい明るいです。

LED水中集魚灯乾電池式と12Vバッテリー式の明るさの違い

画像引用元

ちなみに、こちらの大きなサイズになると、イエロー9248ルーメン、オレンジ8640ルーメン、グリーン7680ルーメン、ブルー6442ルーメン、ホワイト10560ルーメンとなり、倍以上の明るさとなります。ここまでいくと、堤防ではやや迷惑な明るさになるかもしれません。

LED水中集魚灯の25wタイプと60wタイプの明るさの比較

画像引用元

LED水中集魚灯 の色の選び方

業務用の水中灯の専業メーカーである株式会社拓洋理研によると、色の選び方は、

魚種と光色との関係は様々な説はありますが、海中透過率の良い波長が集魚力に優れると単純に考えた方が良いようです。

株式会社拓洋理研

とのことです(下図参照)。

LED水中集魚灯 の色の選び方は、海水位の光の波長の透過率に合わせる

引用元:株式会社拓洋理研

濁った沿岸水では、550~600nmの青緑色くらいがいいってことですね。

このタイプの難点は充電と持ち運びが面倒になる点です。バッテリー自体が少なくても2キロくらいあって重いですからね。本体以外にバッテリーやバッテリー充電器が必要ですし、ケースや落下防止ロープも揃えると2万円~になってしまう点もマイナスですね。

ですので、面倒なときは乾電池式を使うようになりました。

LED水中集魚灯 まとめ

手軽さを取るか、明るさを取るかでLED水中集魚灯の選び方は変わります。

最も手軽なルミカVOLTⅡ、乾電池式で最も明るいハピソンYF-501、さらに明るい12Vバッテリーを使った集魚灯。

個人的にはこの3択かなと思います。

中間的なハピソンYF-501がいい人もいるでしょうし、とにかく小型軽量なVOLTⅡを買って試し、明るさに不満があれば複数台運用するという手も有力だと思います。

注意点を2つ最後に付け加えておきます。

1)集魚灯は使って自治体によっては使用が禁止されています。事前に調べてから購入・使用するようにしてください。

2)集魚灯で魚を集めすぎると他の釣り人が釣れなくなる懸念が出ます。今回紹介したLED水中集魚灯以上の集魚効果を得たい人は紫外線光を多く出す白熱電球に移行します。さらにパワーを得るために発電機に手を出すようになるのですが、そこまでいくと騒音問題や、周りの人が釣れなくなったりしますので、おすすめしません。

注意
注意

マナーを守って楽しい釣りを!

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