堤防泳がせ釣りの仕掛け!ウキ・エレベーター・フリー・胴突・投げ【使い分け】

泳がせ・飲ませ釣り
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大体の釣り場では、その釣り場の支配的な釣り仕掛けがあるはずです。ここの釣り場ではウキ釣りの人がほとんどだけど、あの釣り場ではエレベーター仕掛けがほとんど、と言った具合です。ウキ釣り大好き人間の私も、エレベーター仕掛けが支配的な釣り場で苦戦し、エレベーター仕掛けの威力を身をもって知ったことがあります。そのエレベーター仕掛けに自信をもったら別の場所でウキ釣りにやられる、と言ったが具合に万能で最強な仕掛けなど存在しません。同じ釣り場でも時間によって仕掛けを変えるなど、その場所、その魚にどう合わせるのかがよく釣るための考え方です。具体的にはエサの水深と距離、仕掛けを釣れている人と一致させることが釣果への近道ですが、他に釣り人がいないときの指針として、今回は岸からの泳がせ・飲ませ釣りの仕掛けの使い分けを紹介します。なお、仕掛けは主にブリ(80cm~)狙いの強めのセッティングになっていますので、釣り場で釣れている魚のサイズに合わせてセッティングしてください。

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戦略のウキ仕掛け

こんな時に向いている
  • 狙いの水深(タナ)があるとき
  • エサの動きをウキから見たいとき
  • ウキの動きを楽しみたいとき
  • エサが多い場合
  • 人の少ない釣り場
  • 流れがゆるい場合
  • 沖へ流れがある場合

ウキ仕掛けは、表層~底層まで狙いの水深を指定して狙うことができるのが最大のメリットです。狙いたい水深(タナ)があるときはもとより、意識的に表層から底層までその日の魚の食う水深を戦略的に探っていくことができます。アタリはウキがズボッと勢いよく沈みこんでいくのが特徴で、とてもエキサイティングです。前アタリは浮きがぴょこぴょこ沈んだりしますので、本アタリの予兆を把握しやすく、ウキの動きや流れ具合でエサの生死が判別できたりします。

ウキ釣りは流れや活餌の動きで仕掛けが移動する釣り方です。混雑した釣り場では仕掛けの管理を怠らないようにしましょう。エサがある程度確保できたときの人が少なめの釣り場で流れがゆるい場合の1stチョイスとしていいでしょう。

ウキ釣りの基本図
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ちょっとしたコツ

1)ウキ下は事前に水温等がわかっており、狙いタナがある場合はそこをまず狙います。アタリがなければ定期的に変更します。一例として朝夕なら2ヒロからスタートして、4ヒロ、6ヒロといった具合に2ヒロずつ深くしていきます。昼間の釣りならタナも深くなりがちですので底付近から上げていくのもありです。

2)オモリはウキの浮力マイナス1号~2号程度がいいです(小アジをエサに使う場合)。あまり浮力を残しすぎても食い込みを妨げますし、吐かれる原因になります。エサの体力を奪います。そのあたりを勘案して浮かず沈まずの渋々のセッティングをする人もいます。ただし、ウキは他の釣り人に仕掛けの位置を知らせる役割もありますので、その必要がある場合は浮力強め、ウキ大きめを選択します。

4)沖に払い出す流れがある・エサが沖まで泳ぐなどといった条件があればチャンス!遠方を探ることが可能です。その場合、ウキやオモリを軽めのものにするのがコツです。逆に混雑した釣り場である程度流されたくない場合は、大きめのウキに重めのオモリにします。オモリを着脱式のものにすると、オモリを重くしたり軽くしたり、時にははずして表層を攻めるということもできます。

5)仕掛け投入後は放置せず時々糸を張ったり、糸を巻いたりしてエサが暴れるように仕向けてください。そのタイミングで食ってくることも多いです。

6)クッションゴムを使うことで、5号程度の細めのハリスでも大物の引きを吸収することができます。長い磯竿を使うことや磯竿の号数をハリスに適合させることも細めのハリスを使うことを可能にします。要は、バネのように青物の強烈な引きを吸収してくれるのです。道糸を伸びの少ないPEラインにしている人はダイレクトな衝撃を緩和するために検討してもいいかも知れません。道糸をナイロンラインにしている人は糸自体が伸びますのでクッションゴムはそこまで必要ないでしょう。

7)道糸をPEラインにすると、糸が軽くなるのでエサに遠くまで泳いでもらいたい場合に有利です。混雑した釣り場ではPEだと隣の人とオマツリしたときに厄介になりますので、ナイロンを推奨します。

8)何度もエサ投げ直すと、エサが弱ります。エサが弱ると極端に食いが落ちますのでなるべく新鮮なエサに交換してください。エサが少ない場合や流れが強くすぐに投げ直しが必要なときは、この釣りは向いていません。投げ直しが少なくエサへの負担もそこまで高くないエレベーター仕掛け等への変更を検討してください。

9)アタリを待つときはドラグを緩めにするか、手持ちならベールフリーで待つのがいいです。アタリはウキが海中に消え、糸がどんどん出ますのでベールをフリーにして頃合いを見計らってスプールを押さえてアワセを入れます。(余裕があれば、ベールフリーにしている最中にドラグを締めていき、ベールアームを返してアワセを入れるとスムーズです。)

アタリからアワセまでの時間は仕掛けやエサや魚の大きさ等にもよりますが、大体20秒~30秒でいいです。勢いよく糸が出るように注力し、勢いよく泳がせて口の中にエサを飲み込ませるのです。その間に違和感を感じてエサを吐かれないためになるべく糸に力が加わらないようにします。待ち過ぎも吐かれてしまうのでよくありません。アワセが決まったらドラグを適度に締めてファイト開始。竿の仰角45度で糸が出るのが理想のドラグの強さです。

10)釣れていないようであれば、他人より沖をエサが流れるよう工夫します。エサを発見されやすくするのです。たとえば、軽いオモリやウキを使い、より泳ぐような工夫をします。遊泳力のあるサバなどのエサを使ったり、針を背掛けにすると深く潜り、針を尻尾寄りに掛けると水平に泳いでくれる傾向がありますのでそうした性質を利用したりするのも手です。

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