今回は、兵庫県で 伊勢海老釣り をするためのエリアについて調べました。
伊勢海老釣り の禁止事項を確認
「釣り禁止」の場所はダメ
当然ですが私有地や立ち入り禁止場所など、釣りをすることがそもそもダメな場所では伊勢海老釣りはできません。
漁業権の対象に「伊勢海老」が設定されていたらダメ
漁業権が設定されている場所でその指定魚種を採捕すると違法になります(20万円以下の罰金、漁業法第143条)。
さて、一口に「漁業権」といってもいくつの種類があります。
陸っぱりからの伊勢海老釣りで関係があるのは、共同漁業権です。つまり、1)共同漁業権が設定されており、なおかつ、2)伊勢海老が対象魚種に指定されていると、その場での伊勢海老釣りは違法となります。
漁業権をクリアしていても、「サイズや時期」によってはダメ
地域によっては、採捕可能な大きさや時期が指定されていることがあります。漁業権の指定内容に記載されています。
1)共同漁業権が設定されているエリア
兵庫県で共同漁業権がどこに設定されているのか調べてみましょう。CeisNetでは、全国の共同漁業権の設定エリアを簡単に調べることができます。
【操作手順】
上記のURLにアクセス
CeisNetをクリック
レイヤーが10件選択されています。→「Cancel」を選択
画面左のレイヤーマークを選択
「水産」 を選択
「漁業権」 を選択
「共同漁業権」 を選択
上記の地図の緑色の部分が共同漁業権が設定されているエリアです。兵庫県のほぼ全域に設定されています。ほんの少し、設定されていないエリアがあります。神戸港周辺、淡路島の一部、姫路港周辺です。この緑以外のエリアであれば、漁業権的には伊勢海老釣りはOKです。ただし、神戸市は多くの場所で「釣り禁止」のエリアが多いので、その点で釣りができない可能性があります。
2)伊勢海老に共同漁業権が設定されているエリア
上記地図の緑色のエリアでも、伊勢海老釣りができる可能性があります。伊勢海老が共同漁業権の対象に指定されていなければいいのです。
どの魚種が漁業権の対象に指定されているかは、兵庫県のHPで調べることができます。上記URLのHPで、「いせえび」が設定されていない場所は漁業権的にはイセエビ釣りが可能ということになります。
GoogleMap上に伊勢海老採捕禁止エリアを視覚化してみました。
グレーの場所が完全禁止で、オレンジ部分が一部岸から釣り可能な設定されている場所です。2023年6月現在、兵庫と大阪のみ対応しています。範囲はやや大雑把なので実際の釣行の際には注意してください。大雑把に、兵庫県でイセエビ釣りが可能な場所は、以下のとおりです。
実際の釣行にあたっては、兵庫県のHPで確認をしたり、兵庫県の水産課に問い合わせをするなどご自身でよく調べてからにしてください。当サイトでは一切の責任を持ちませんのでよろしくお願いします。
繰り返しになりますが、上記のマップでOKに見える場所でも、釣り禁止のエリアでの釣りはもちろんダメですので注意してください。
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