市販「エレベーター仕掛け」の初心者おすすめランキング8選

泳がせ・飲ませ釣り

釣具店ではさまざまな「エレベーター仕掛け」が販売されています。

同じように見えて、どれも微妙に違うのでどれを買えばいいのか、とても迷いますよね。

今回は、市販の「エレベーター仕掛け」のそれぞれの特徴(メリット・デメリット)を挙げながら特に初心者の方におすすめの商品を紹介します。

筆者は毎年「エレベーター仕掛け」を使い倒してブリを釣っていますので、ぜひ参考にしてください。

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1位 がまかつ「エレベーターのませ仕掛」 

メーカー商品ページ

がまかつ「エレベーターのませ仕掛」 解説面
がまかつHPメーカー商品ページから引用
【仕掛けの構成】
  • 針:がまかつ伊勢尼針(黒)12号~15号 (1本針仕様)
  • 針:がまかつ伊勢尼針(黒)8号~13号 (2本針仕様)
  • ハリス:フロロカーボン5~10号 1.5m
  • ステイト:5号
【メリット】
  • がまかつ製の伊勢尼針で針掛かりが抜群
  • すべての設定がベーシックな仕掛け
  • 2本針仕様は針のサイズを落としているのでちょうどいい
  • ハリス長はスタンダードな1ヒロ(1.5m)
【デメリット】
  • 特にないが、クッションパイプがあればなおよし

【総評】 初心者おすすめ度 ★★★★★

がまかつ「エレベーターのませ仕掛」とにかくベーシックなエレベーター仕掛け」です。

がまかつの伊勢尼針は、フトコロが広めで針先角度もちょうどよくブリのカンヌキをとらえる針です。針の線径も太すぎないので大ききめの針を選んでもエサに与える負担が少ないです。

「1本針仕様」のほかに「2本針仕様」もラインナップされており、エサのサイズで使い分けられるのもいいです。

おすすめのサイズ

基本は「1本針仕様」の針13号か針14号を使います。

ハリスの太さの選び方】
ブリの60センチクラスがメインターゲットならハリス6号、80センチ級がメインならハリス8号を選びます。10センチ1号と考えるとわかりやすいです。

針の数と大きさの選び方】
エサのサイズで使い分けます。エサのサイズが大きい場合は針掛かりが悪くなりますので、2本針仕様にすると安心です。

エサが小さめ(13センチくらいのアジやイワシ)の場合
・ブリ80センチまで:1本針仕様の針13号(ハリス6号)
・メーターブリ狙い:1本針仕様の針14号(ハリス8号)

エサが大きめ(20センチ前後のアジ、小サバ、カマス)の場合
・ブリ80センチまで:2本針仕様の針10号(ハリス6号)
・メーターブリ狙い:2本針仕様の針12号(ハリス8号)

なお上記メーカの図では、「鼻掛け」を推奨していますが、イワシなら「鼻掛け」、体高があるアジにはエサが泳ぎやすく掛かりがいい「背掛け」を推奨します。

エサズレ防止用の発光玉を合わせて買って針に付ければさらに万全です。

おすすめは「東邦産業ケイムラ玉ソフト1号」です。


2位 ハヤブサ「ちょいマジ堤防 堤防ぶっ込みのませエレベーター仕掛」

メーカー商品ページ

ハヤブサHP 商品ページから引用

【仕掛けの構成】
  • 針:伊勢尼(金)11号~14号 (エサズレ防止発光玉つき)
  • ハリス:5号~10号 1m
  • ステイト:3号~4号 60cm
【メリット】
  • ベーシックな仕掛けを改善した仕掛け
  • ハリス長1mで絡みにくく使いやすい
  • エサズレ防止の発光玉つき
  • 負荷がかかる部分にパイプクッションがあり、仕掛けが切れにくい工夫がされている
  • 替え針が別売されていてユーザーフレンドリー
  • 沈めオモリつき、沈めオモリなしのモデルがあり、必要に応じて使い分けできる
【デメリット】
  • 2本針仕掛けが欲しい人には不向き

【総評】 初心者おすすめ度 ★★★★★

ハヤブサ「ちょいマジ堤防 堤防ぶっ込みのませエレベーター仕掛」基本に忠実でありつつ改良が加えられた総合的に完成度が高い仕掛けです。

針、ハリスのセッティングのバランスが基本に忠実であり、負荷のかかるスナップスイベルとスイベルの接点にパイプ状のゴムをつけて負荷軽減を図る、エサズレ防止の発光玉をつけるなど、「エレベーター仕掛け」にあってほしい改良が加えられた仕掛けです。大きな弱点が見当たりません。

おすすめのサイズ

こちらの針13号(ハリス8号)の「沈めオモリなし」版がおすすめです。

伊勢尼13号とハリス8号ならメジロとブリの両方狙えます。

つぶやき
つぶやき

こちらの「沈めオモリあり」の替え鈎もあります。

ただ、「沈めオモリ」を使いたいときは、スナップにナス型オモリをつけるだけで事足ります。「沈めオモリ」は後付けのほうが外したいときにも便利ですし、オモリの重さを変更したいときにも便利です。

「沈めオモリあり」の替え針のメリットは、ナス型オモリを使うより糸絡みの低減が期待できる点です。ですので、糸絡みが気になる方は買ってみるといいでしょう。


3位 オーナー「堤防ぶっ込みのませ仕掛」

メーカー商品ページ

オーナー「堤防ぶっ込みのませ仕掛」
オーナーばりHP 商品ページから引用
【仕掛けの構成】
  • 針:オーナー泳がせのませ10号~13号(1本針仕様)
  • ハリス:フロロカーボン6号~12号
  • ステイト:ナイロン5号~6号
【メリット】
  • フックドスナップは絡みにくく軽く、使いやすい
  • ケイムラフックやケイムラビーズでアピールアップ?(気持ちの問題?)
  • ハリス長1mで絡みにくく使いやすい
【デメリット】
  • スナップにスイベルがないので好みが分かれる
  • 針が小さめの設定のわりにハリスが太いので大きめのエサにむかない
  • 「泳がせのませ針」は浅く掛かりやすい

【総評】 初心者おすすめ度 ★★★★

オーナー「堤防ぶっ込みのませ仕掛」小さなエサに負担をかけたくない人用。

フックドスナップは普通のスナップスイベルより使いやすく、絡みにくい印象があります。強度も高くおすすめです。ハリスが1mと短めなので仕掛けが絡みにくく、食いを誘うエサの暴れも期待できるのでいいです。ケイムラ針とケイムラビーズという発想は面白いですね。

特徴的なのは針とハリスのバランスです。最大のLLサイズでも針13号(泳がせのませ青物、伊勢尼系統)と小さく、ハリス12号と太いです。

これは小さめのエサに負担をかけずに大きい魚を狙う場合には最適となっています(泳がせ飲ませ青物針は、がまかつの伊勢尼針より同サイズでも線径は太いです)。

おすすめのサイズ

この仕掛けの特徴は針です。オーナーばりの「泳がせのませ針」は伊勢尼針系統の針ですが、フトコロが若干浅く、針先角度も少ないので、ターゲットに浅く掛かりやすいです。

この針の12号以下だとバレも多いです。13号以上であればメジロ以上のサイズのカンヌキに掛かることが増えます。メーター近いブリをこの針の13号で釣り上げたことがありますが、クチビルに浅く掛かっていて肝を冷やしました。

つぶやき
つぶやき

泳がせ釣りの専用針に見えるので、わかりやすいのでしょう、釣具店ではこの針の人気は高いですが、個人的には合わない針です。

ですので、仕掛けは針サイズ13号の「LL」がおすすめです。


4位 ダイワ「快適堤防エレベーターのませ仕掛け LBG」

メーカー商品ページ

ダイワHP 商品ページから引用

【仕掛けの構成】
  • 針:小針+軸太めのUZグレばり10号~13号(エサズレ防止用発光玉つき)
  • ハリス:フロロカーボン(Dフロン)6号~12号 1m
  • ステイト:ナイロン 80cm
  • クッションパイプ付き
【メリット】
  • 絡みにくく強度のあるフックドスナップ
  • エサズレ防止の発光玉つき
  • 小針仕様なのでエサが弱りにくい
  • ハリス長1mで絡みにくく使いやすい(Dフロンだと特に?)
【デメリット】
  • スナップにスイベルがないので好みが分かれる
  • 針が小さめの設定のわりにハリスが太いので大きめのエサに向かない

【総評】 初心者おすすめ度★★★★

ダイワ「快適堤防エレベーターのませ仕掛け LBG」小さなエサに負担をかけずに大物を獲りたい人向けの仕掛けです。

ハヤブサの仕掛けとオーナーの仕掛けの「間の子」のような仕様です。ハヤブサのように発光玉つきでクッションとなるパーツがついています。ただしクッション性はハヤブサ性にやや劣ります。

また、オーナーのようにフックドスナップを採用しています。針はオーナー同様、やや小針仕様。最大サイズでもグレ針13号と小さく、ハリス12号と太いため、大きめのエサにはむかないです。あくまでエサが小さいときにエサに負担をかけたくないときにおすすめです。


5位 FIVE STAR「エスカレーター式堤防のませ仕掛け」

メーカーHP

FIVE STAR HPより引用

【仕掛けの構成】
  • 針:13号 + 餌ズレ防止玉つき
  • ハリス:10号 150cm
  • 沈めオモリ2号、絡み防止パイプ、ビーズ付き
  • ステ糸などは付属しない
【メリット】
  • 絡み防止パイプで絡みを防止する
  • エサズレ防止の発光玉つき
  • ハリス長150cmで違和感を減らす効果が期待できる
  • 沈め用オモリが最初からついていて便利
【デメリット】
  • 1サイズしかなく、ハリスが選べないわりにハリスがやや太め
  • 沈め用オモリを外したい場合などはやや不便

【総評】 初心者おすすめ度★★★★

FIVE STAR エスカレーター式堤防のませ仕掛け」は、絡み防止に特化した仕掛けとなっています。

仕掛けが絡んでいる間は釣りをしていないと同じことなので、あまりに仕掛けが絡むことが多い方は釣果アップが期待できます。

特にサバやコノシロなど小アジ以外の遊泳力の強い魚をエサに釣りする場合には絡みが発生しやすく効果的です。

大物狙いができるようにハリスも10号と太めのものなので、ヒラマサなど根に走る魚狙いにもいいです。

ちなみに「FIVE STAR」は広島県の「かめや釣具」のブランドです。Youtubeで仕掛け制作の裏側、釣行時の様子と試行錯誤を見ることができます。


6位 もりげん「波止のませぶっ込み!エスカレーター式」

【仕掛けの構成】
  • 針:超人チヌ激太針4号、6号、8号
  • ハリス:6号、8号、10号 80cm
  • ステイト:5号、5号、6号 80cm
  • 沈めオモリ1.5号、夜光パイプ、ビーズ付き
【メリット】
  • 軸が太い頑丈な針なので、伸ばされる心配が少ない
  • ハリス長80cmで絡みにくく使いやすい
  • 沈め用オモリが最初からついていて便利
【デメリット】
  • 軸が太い針なので、餌への負担が懸念される
  • 沈め用オモリを外したい場合などはやや不便

【総評】 初心者おすすめ度★★★

もりげん「波止のませぶっ込み!エスカレーター式」は大物狙いで頑丈な針とハリスを求める人向けの仕掛けです。

針は「超人チヌ激太針」で、一回り太い軸の針が使われています。大物が来ても安心です。


7位 ハリミツ「するするエレベーター仕掛」

【仕掛けの構成】
  • 針:チヌ針4号、5号
  • ハリス:4号、5号 1m
  • ステイト:1.5号 1.2m
  • クッションパイプ、ビーズ付き
【メリット】
  • 針、ハリスともに中型魚にマッチする仕掛け
【デメリット】
  • ブリなど大型の青物にはやや頼りない針、ハリスの大きさ
  • ステイトが1.5号と細いので、30号などのオモリには使えない

【総評】 初心者おすすめ度★★

ハリミツ「するするエレベーター仕掛」は中型までのターゲット用の仕掛けです。

中型青物、スズキ、ヒラメ、チヌなど幅広く狙いたい人におすすめです。

エレベーター仕掛けでオーソドックスな25号や30号のオモリを使うには、ステイトが細すぎて頼りないです。投げずに足元に落とすような形で狙う釣り方向けです。


8位 マルフジ「のませ獲りエレベーター」

メーカーHP

【仕掛けの構成】
  • 針:S、M +イカ針としてロデオバーブレス
  • ハリス:4号、5号 1.5m
  • ステイト:1m
  • クッションパイプ、ビーズ付き
【メリット】
  • アオリイカ仕掛けがメインの青物も狙える仕様
【デメリット】
  • ブリなど大型の青物にはハリス5号はやや頼りない

【総評】 初心者おすすめ度★

マルフジ「のませ獲りエレベーター」はアオリイカと中型までの青物向けの仕掛けです。

アオリイカがメインで、青物はオマケのようなセッティングなので、青物メインで使いたい人はほかの仕掛けがおすすめです。

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