【青物狙い】よく釣れる「釣り場」「釣り座」の特徴

魚釣りのポイント選びの方法 泳がせ・飲ませ釣り

堤防で青物等回遊魚を狙う際に、有利となる「釣り場」と「釣り座」の選び方についてざっとメモ。

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  1. オモリ・シンカー
  2. 磯竿
  3. 完成仕掛け
  4. ナイロンライン・エステルライン
  5. リール
  6. スピニングリール
  7. 磯竿
  8. ロッド・竿パーツ
  9. 磯竿
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  13. フック・針
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  17. ナイロンライン・エステルライン
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  31. フック・針
  32. 完成仕掛け
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  35. 完成仕掛け
  36. ハリス
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  38. 磯竿
  39. コマセカゴ
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  41. 完成仕掛け
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  44. スイベル・スナップ
  45. フック・針
  46. 完成仕掛け
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  48. ナイロンライン・エステルライン
  49. フック・針
  50. 水中ウキ

優先順位

(1)水温、エサ これらは1級の要因となります。

(2)流れ(川、潮、風) これらはエサを集める重要な要因です。

(3)酸素、光、塩分濃度、濁り これらも魚にとって重要な要因です。

水温

魚は基本的にエサを快適に捕食できるように生活しています。快適さを構成する最も大きな要素の一つが水温です。魚種によって快適に過ごせる水温をその魚の「適水温」といいます。適水温を外れると、やがて魚はエサを食べたとしても成長しなくなり、エサを食べなくなり、うまく動けなくなり、死に至ることもあります。それを避けるために快適な水温の場所へ移動します。たとえばブリの適水温は16℃~21℃とされています(諸説あるので調べました)。大原則としてその魚の適水温を知り、その条件に合うエリアで釣り展開するのが釣果への第一歩です。大阪の沖堤防であれば、9月~10月いっぱいがピークで、11月後半は湾奥のフィールドのほうが青物等が押し寄せてきます。

秋のシーズン中であれば、ほぼ毎日釣果報告がある場所にします。特に朝マズメ、夕マズメだけでなく、昼間に釣れている場所があればなおよしです。ブリは群れで行動します。釣果報告が頻繁にある場所では、ブリの群れがその場所を回遊ルートにしていますので、釣果はおのずと約束されています。有名なポイント同士でも、ブリの回遊ルートにあるかどうかで歴然とした釣果の差がでてくるのです。あるポイントがブリの回遊ルートにあるかどうかは、堤防での釣果時間を記録していけば簡単にわかります。1時間に1回程度のアタリがある、など周期性があれば、だいたい回遊ルートにあると考えてよいでしょう。なお、群れは食事と繁殖産卵活動のため季節の進行により北から南へ、外洋から内湾へ回遊します。内湾から寒くなるとまた外洋へ出ていきます。季節に合わせた場所選びも大事です。

仮に、そのような場所がすぐに見当たらない場合は、ブリの餌となる魚をヒントしましょう。ブリはイワシやサバ、アジ等、小魚を食べて大きくなります。そのような魚がどこでたくさん釣れているのかを探すのです。良い釣り場ですと、そうした魚がやはり昼間に釣れています。「青物の時合とベイトの時合は同じ」です。昼間に小魚が釣れなければ、青物の期待も薄くなってしまうのです。おすすめは大きな川の河口部!川から流れてくる栄養素でプランクトンが豊富になり、小魚がたくさん集まるため好条件になることが多いです。そして水深が深い場所が隣接していればなおよいです。河口部に沖にせり出した海釣り公園や沖堤防があればとても良いポイントなのです。ただし、そうした好条件の釣り場は場所取り争いも熾烈ですが。

河口部が狙い目!

淡水を嫌う回遊魚がまさか川に!?と思われる方もおられるでしょうが、案外、淡水なのは表層から1~2メートルでそこから下は海水だったりします。これは、海上保安庁などが公表しているデータからわかります。淡水と海水部分では塩分濃度や流れの方向が異なるのです。ちなみに、魚群探知機で調べると淡水と海水の境目部分に魚が多くいることがわかります。

海水は比重が高いので淡水のより下に位置する。

水温、酸素飽和量、植物プランクトンの量も重要な要因です。が、なにより釣果情報にアクセスすることが一番手っ取り早いです。

12月に入って寒波が来ると、河川の水は一気に冷えます。河口部も軒並み水温が下がり、アジ・サバなどの食いがガクンと落ちます。気温が一桁になり水温が13度を切るとあれほど釣れていた河口部ポイントは沈黙、ということも起こります。そうなってくると、それより水温が高い場所を求めてエサやブリも移動します。たとえば、シーズンインが早い沖に面した場所はまだ釣れるチャンスはあります。また、流れや風がブロックされた湾の奥の奥は水温が下がりにくいので特におすすめです。そういった場所はタチウオが最後まで釣れているようなポイントなので、釣果情報を見るときの参考にしてください。

ブリの場合、春は産卵等のために接岸してくるようです。適水温16℃~を目安にすると出会う機会が多くなります。太平洋であれば黒潮の影響をうける潮通しのよい場所が候補となります。

これもブリの場合、高水温を嫌って夏場は沖合や潮通しの良い場所に回遊することがあります。そのために岸から狙いにくくなることがあります。

釣り座選びは柔軟に

釣り場所についたら、今度は釣り座の選定です。その釣り場で一番釣れている釣座はどこでしょう。詳しい人に聞いたり、しばらく釣り場に通うことで「よく釣れる釣座」があることに気づくでしょう。

よく指南書には、青物は「潮通しのよい釣り座がベスト」と書いてあります。例えば堤防の先端部や角は、水深が深く回遊ルートにアクセスしやすかったり、仕掛けを流しやすかったりすることが多いです。その通りなのですが、このセオリーは多くの釣り人が知っているためシーズンになるとそういった釣り座の競争率は高く、選ぼうにも選べないことが多いでしょう。

また、潮通しの良い場所がベストかというとそうでないことも多々あります。たとえば、私の通う釣り場では、突堤の根本付近のほうが突堤の先端部より好釣果を出していることがたびたびあります。その場合、その場所のほうが何らかの理由で流れがあたっていたり、水深が深かったり、カケアガリが近かったり、餌となるアジなどの魚が溜まっていたりして条件が良かったりします。(現にその場所は、大型船の船着き場のために水深が深いことがわかっています)。青物の釣果だけでなく、サビキ釣りをしている人の釣れ具合も釣り座選びのヒントになってくるのです。

釣れる距離と水深を探せ

釣りを始めたら、岸からどれくらいの距離で釣れているかをチェックしましょう。岸から20メートルのちょい投げ程度なのか、かなり遠投しているのか、足元なのかを自分や他の釣り人の釣れ具合から検討します。

また、魚が釣れている水深(タナ)もかなり大事です。距離と水深は釣れた人に聞きに行くのがてっとり早いです。ぶっきらぼうに尋ねるのではなく、きちんと敬意を払って情報交換すると快く教えてくれるはずです。聞きに行くのが大変なときは、釣果のあった仕掛けから推測します。

水深は、ブリの適水温から推測することも可能です。ブリの適水温は17℃前後、メジロはそれよりも少し高めです。表水温2-3メートルくらいは大きく気温の影響を受けることも覚えておいて損はないでしょう。

水温は季節、気象、海流、水深など様々な要素によって、変化します。一箇所に腰を据えて釣るのであればより深い場所がある釣り座のほうが、釣りの幅が広がります。深い場所があるとそれだけで温度差に対応できるからです。たとえば、数日冷え込んだ日が続いたときに浅場から魚がいなくなったときでも、深場に元気な魚がいたりします。

釣りは魚のいる層(タナ)を意識することでより多くの釣果を望めます。狙うタナは通常釣りの状況に応じて変化させますが、適水温を知っていれば、表層を中心に攻めるのか、底層を中心に攻めるのか、はたまた中層が狙い目なのか事前に検討をつけることができます。たとえば、ブリ狙いで表層20℃で底層17℃だったら、よりブリの好む温度である底層をまずは攻めるのがいいでしょう。

適水温 水温が魚に与える影響
水深が深いほど様々な水温帯を攻めることができる

釣り場の水温を知るには

釣り場の水温を知るには、「windy」などのアプリでざっくりと知ることができますし(衛星データなので表層の水温です)、よりダイレクトには水温計やポータブル魚探で測ったり、幸運にも観測ブイが近くにある釣り場でしたらその表水温から中層、底層の水温データを参照することもできます。

釣り場の水深を知るには

釣り場の水深を知るには、浅瀬の場合GoogleMapの衛星写真や、海図アプリ(new pec smart等)を使うことであらかじめ見当をつけることができます。釣り場では、一番安価なのは、ウキ釣りのタナ取りをする要領で簡易的に水深を計測できる道具、「ガルフマン/ダイブサイン」です。1000円そこそこなのですが、非常に便利です。

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こちらはウキの上に装着して、その場の水深を計測できる便利アイテムです。仕組み的に回収時にズレるのではと思っていましたが、ズレません。ウキの浮力が低いとうまくタナ取りできないので、浮力の高いウキを使い、ウキ止め糸を使わないといい感じでつかえました。

さらに釣り場で投げて使える魚探(Garmin ストライカーキャスト)を使うことで水温を測ったり、水深を記録したりしています。こうした魚探を使っていてわかったのは、同じ釣り場で同じ季節なら同じような層に魚はいるということです。水温等の条件で魚のタナが決まっていることを示唆します。

餌が多いところを探せ

適水温の幅が広い魚の場合は、水温だけでは魚の居場所を絞り込むことができません。次の手がかりはエサです。適水温であれば魚の基本的な関心事は繁殖と捕食です。回遊魚の場合、エサのために移動や待機をします。魚によってはその時食べているエサ(のシルエット)に似ているものに好反応を示すものが多くいます。ブリの場合、マイワシを食べているときと、アジを食べているとき、カタボシイワシを食べているとき、カマスを食べているとき、小さいタチウオを追っているとき……どのエサを今食べているのかを把握することは釣果アップにとても重要なポイントとなります。

いまどこでエサとなる魚がいるかは、SNSや釣果情報サイト、海釣り公園の情報、釣具店の情報をネット等で調べるのが手っ取り早いです。その上で以下に紹介するようなエサがたまりやすい場所を知ると、その情報をもとにさらに広い範囲のエサの分布状況を推定することができます。

まず、大原則としてフィッシュイーターのエサとなる魚(ベイトフィッシュ)もまたその魚の適水温でエサを食べて生きています。エサを効率的にたくさん食べるためにはどこにいけばいいかというと、ズバリ「流れ」のあるところです。流れの無いところより流れのあるところのほうが、エサが向こうからやってくるのでエサと遭遇する確率が高くなります。

流れにもいくつか種類があります。ここでは最も基本的な川の流れ、潮の流れ、風の流れの3つを取り上げます。

川の流れ 

最も強力な流れは川の流れです。アジやイワシといった動物性プランクトンを食べるエサの場合、河口エリアが狙い目です。川から栄養素が供給されますので、それを食べる動物性プランクトンが集まり、小魚が集まり、大きな魚も集まる、といった具合になっているのです。流れが栄養素を運ぶ撒き餌のような役割をしているのです。流れには栄養分の他にも水深、酸素供給のメリットもあります。潮通しの良くない港湾の有名な海釣り公園の多くは川の影響を受ける場所につくられています。淡水湖であればやはりインレット(流れ込み)がよく釣れるポイントですし、ゆるい流れの河川の小規模な水門や流入河川は超一級ポイントなのも同じ理由です。

川は栄養を運ぶために多くの魚をひきつける
川は撒き餌

海の魚の場合、淡水が流れ込むのでイメージとしては魚が嫌がるように思えますが、淡水は海水より比重が小さいので、底の方には意外なほど海水の領域がくさび形に広がります(下図)。

淡水の下に海水の領域がある
河口でも海の魚が釣れる!なぜなら底は海水だから。

また、雨のときや雨のあとなんかは食い渋るという人がいます。確かに大雨が長引けばそうなることもありますが、短期間の雨では河口域では逆に活性アップなんてのも多々あります。上流からエサがたくさん流れてきますからね。そんなとき、河口域以外の場所では、アタリすら無くなったりもします。河口域へと魚が移動するためだと思います。

ただし、あまりに大雨が長く続くと底の方の泥が巻き上げられたり、水潮といって塩分濃度が低くなりますし、下水処理場の放水も重なったりすると一気にだめになったりします。河口域でも雨の程度によっていい悪いが出たりしますので注意が必要です。

気温の影響を強く受けるのも河口域の特徴です。水温がある魚の適水温より高く、気温が低い場合、河口域では気温の影響で水温が下がりやすくなります。魚にとって過ごしやすい水温が生まれやすく、河口域が狙いめです。一方で水温が適水温付近で気温がさらに低い場合、河口域の魚の活性は低下します。こんな時は、河口域より風や流れがプロテクトされているエリアのほうが、底の水温が高く魚が集まったりします。

潮の流れ 

潮の流れも重要な要素です。水面、特に海面は月の引力を受けて変動をします。その影響力の強さで、大潮、小潮といった潮回りがあるのはご存知だと思います。満潮のおよそ6時間後に干潮が来ます。その変動で流れが生じ、魚も大きく影響を受けます。日々の潮回りで生じる潮の流れに加えて、より大きな海流の影響も重要です。太平洋側の場合は、黒潮の流れ次第で釣果がガラリと変わることがあります。大阪湾や東京湾では黒潮の流れが一気に流入することがあって、そのタイミングで釣れるということも言われます。そうした潮の流れがよく当たる場所をまとめて「潮通しがよい」といいます。

典型的には以下の通りです。

  • 流れが少ない湾のようなポイントでは、強い流れが生じにくく、潮通しが良くないので、エサひいては回遊魚が来ないリスクもあります。ただし、エサをとどめる要因があれば、回遊魚も定期的に回遊しますので絶好のポイントとなります。
  • 沖堤防のようなポイントは、潮通しが良いためにエサの小魚も回遊魚もコンスタントに立ち寄る可能性が高いです。ただし魚をストックする要素がなければ通過する傾向もあり、長期的に釣れ続くようなことは起こりません。

性質の異なる潮と潮とがぶつかる部分を「潮目」と呼びます。そうしたポイントにエサが集まり、大型魚も集まってきます。潮目は動くものですが、できやすいポイントも存在します。

ちょっと時合の話

潮の話でしなければならないのは時合の話です。具体的には「時合」の章で書きますが、魚がよく釣れるのは朝夕のマズメを除き、一般的には干潮満潮からの潮の動き出しが有効とされます。エサが一斉に動き出しますからね。湾や河川のようなポイントの典型的な高活性パターンは、下げ潮であることが多いです。上げ潮で回遊魚を含めて魚が流入し、下げ潮でエサが「一斉に」浅瀬から退去しますので撒き餌効果で高活性になるのです。

ブリの大型狙いで個人的に実績があるのは「干潮前後」です。ただし、やや河川側のポイントになると、干潮満潮にかかわらず「潮位が高い」日のほうが実績が高くなります。これは潮位に応じて回遊魚が河川に上がるということを示唆しています。釣り場によって異なるので、タイドグラフと釣り場と釣果を一緒に記録として残すとパターンが見えてくることがあります。

より一般的には、流速が最大となる干満満潮の3時間後も有効とされます。個人的には、潮の動き出しから90分前後の変化量が最大となる時間がポイントだと思っています。実績順に潮の動き出し>=90分前後>3時間後だと思っています(大阪湾の場合です)。具体的な流速は第五管区海上保安部の潮汐・潮流情報(推算値)を参照するか、MIRC潮流予測を参照するのが便利です。

風の流れ

3つ目の要因は、風の流れです。ただし、風の流れは川の流れ、潮の流れに比べると流れを生み出す力が弱いので、川がなく潮があまり動かない場所、時間に有効になってくる要因となります。

特に止水域の水面では風は小型の餌を移動させる力になります。風によって水温が変化したり水中の酸素量も影響を受けます。風の当たる面がポイントとなるのです(風表なので釣りはしにくくなります)。風が当たる面は流れで水面が持ち上げられ、水面下にその流れを逃がす流れができます。その流れにエサや魚が集まるとされます。

個人的には、低水温期に高気温で暴風が吹くと、活性が高まりいい思いをしたことがあります。風雨の関係で人間は釣りがしにくい日は、案外チャンスなことも多いです。

流れを意識した釣り場選び

流れから釣り場を選ぶ方法について基本を紹介します。

回遊方向を意識する

流れに逆らって泳ぐのが基本的な魚の仕組みです。メダカを入れた水桶に、水流を発生させると流れの上流に向かってメダカが泳ぐのは小学生の理科でおなじみの実験でしょう。川の鯉を見ると頭が上流を向いています。魚がエサを見つけたり、呼吸をするうえで、自然な状態なのは流れに正対しているときなのです。

流れに逆らって泳ぐのが魚の基本姿勢

ブリ等は基本的に1匹釣れたら連発するということはあまりありません。1匹についてきた魚は釣れるのでダブルヒットは時々あるものの、1匹を釣り上げた直後、魚が散って口を使わなくなるということがあるのです。そうなると、最初に回遊魚の群れにアプローチできる釣座が大事ということになります。たとえば下図のように河口部の場合、下流部から魚が入るので下流部の釣座が有利になります。

流れの方向から魚の移動方向を考える

エサはどこにあるか

魚はエサを求めて移動します。魚の移動方向が推定できたとして、目的となるエサがどこに溜まりやすいのかわかっていないと片手落ちです。

典型的な例を示します。

1)流れが当たる面
2)反転流

3)流れの合流点

1)流れが当たる面

防波堤に流れが当たる面はエサが溜まりやすいです。流れでエサが寄せてくるのに加えて、岸壁の付着物が海中に落下しますので、魚がたまるのです。

流れが当たる面にエサが溜まる

魚礁などの場合も同じです。たとえば、(財)漁港漁場漁村技術研究所は、マアジが魚礁の潮上に集まるということを報告しています。

魚礁の潮上

渓流界隈では、流れの当たる岩などを「ウケ」といいます。

2)反転流

「流れが当たる面」の他にも、流れが通過する反作用として生じた渦、「反転流」部分もエサが溜まる場所として知られています。

そういった意味で、漁礁などの障害物の潮下側も見逃せません。流れがダイレクトに当たらず魚としても休憩しやすいのです。どっちがいいのかはケースバイケースで、魚の活性や魚の種類に応じて釣り分けをします。

反転流のパタン1
流れの反転流のパタン
反転流のパタン3

この話の詳細は、以下の本を参照してください。

3)流れの合流点

「潮目が釣れる」のは、流れと流れがぶつかってそこにエサがつくために、捕食効率が高く、魚が集まっているのためです。川釣りでは流れの合流点は一級ポイントとなりますが、エサが集まるために捕食効率が高く、魚の典型的なつき場となっています。渓流では流れの合流点のことを「モミアワセ」といい、一級ポイントとして知られています。

潮目

「カケアガリ」や「敷石の端」が釣れるのは、流れの方向によって「流れの当たる面」となったり、反転流と合流して「流れの合流点」となったりして、エサが溜まりやすいために回遊ルートになるためです。

流心のキワにある反転流にも合流点があります。川の流れのシミュレーションを見ると、堆積物は最も流れが速いポイントのそばで流れが反転してゆるくなるポイント(インサイドベンドの下流側)だったりします。こうした流れの変化点がエサが溜まるポイントになります。「ハードボトムとソフトボトムの境目」が釣れるのもそういう理由です。

流れの合流

流れを把握するのが難しい場合

しかし、流れがあまりはっきりしない場合はどうすればいいのでしょう。ウキ釣りや海面の様子を観察すればある程度の判断はできます。しかし、表層と底の流れの方向が異なるいわゆる二枚潮の場合など、素人目には流れの方向を把握しにくいケースも多いです(この場合、ウキを沈めてどこからウキが返ってくるかで判断します)。

大まかには、海の流向を予測するHPがあるのでそこで確認してもいいです。ただし、観測データを見ると水深によって流向は細かく変化するため把握がかなり難しい要素となります。幸運にもそうしたデータが得られる釣り場の場合は、その釣り場の典型的なパターンを把握することから始めることができます。そうでない場合は、満潮からの下げのときに釣れた、など細かく記録を残すことによって特定の条件でよく釣れるというパターンを発見できる可能性はあります。

釣り場を選ぶ

一度にたくさんの要素を同時に踏まえるのは大変ですので、流れの強い順に選んでいくとよいです。オーソドックスには、川の流れが影響する場所、沖向きの場所、風が当たる場所3つを探せば見つかるはずです。たとえば、大きな湾に位置する沖堤防に河口部が向いている場所で、潮目や風が当たる面を攻めるなどと複数の要素が絡まる場所があればなお最高です。

釣り場の好ポイントの例
好ポイントの例。赤丸がもっとも推奨される。

上記では、川の流れ、潮の流れの合流が沖堤防にぶつかる点がエサの集約されるポイントであり、魚の回遊経路の最上流にも当たるため、最も有望なポイントです。

光を意識した釣座選び

光の差し込む方向も釣座選びに有効です。魚の中にはタチウオのように光に集まる性質(走光性)を持つ魚がいることはご存知でしょう。ルアーフィッシングでアジやスズキを狙うとき「明暗を釣れ!」ということをよく耳にします。魚と光について考えてみます。

背光反射とは

実は未解明問題「虫が光に引き寄せられる理由」がついに判明!で紹介された、「背光反射」を取り上げます。

夏になると、電灯の光に虫が集まる様子を目にしたことがあるでしょう。しかし、なぜ虫が光に集まるのか、長い間未解明でした。そこで、ある実験では飛ぶ虫に対して様々な光の当て方をして観察してみました。すると虫は光に対して一直線に向かっていくのではなく、光に背を向けるということがわかったのです。これが背光反射(はいこうはんしゃ)、明るい方向に背中側を向ける反射的な行動です。背光反射が連続的に起こる結果、虫が光に集まっていったのです。

背光反射 の実験01
電灯を上に取り付けた場合。電灯通過後、蝶は電灯に背を向けて上昇した
背光反射 の実験02
下に電灯を配置した場合。電灯通過後、蝶は電灯に背を向けて下降した。

なぜ背光反射があるのかというと、虫や魚の姿勢制御機能として必要だからです。虫より身体の大きい人間の場合、重力で「上下」を把握することができますが、身体の小さい虫の場合は重力だけで十分に「上下」の認識ができません。そこで小さな虫は通常太陽の光が来る方向を目印に「上」とすることにしました。光の来る方向に背を向けることで、重力による「上下」認識と同様の機能を手に入れたのです。

しかし、この姿勢制御方法には弱点ができてしまいました。電灯など人工の光が登場したことで、そちらを「上」だと認識する機会が増えたのです。電灯の周りをぐるぐると飛び回る虫は常に背中を電灯に向けようとするあまり、電灯のそばから離れられないうえに周りを飛び続けることになりました。

魚の場合、虫より身体が大きくても浮力の影響で重力を感知しにくいがために、背光反射を利用して姿勢制御をします。無重力の宇宙でメダカの実験をしたときに、一定方向から光を当てて「上」を知らせたことも背光反射の利用例として知られています。

魚の姿勢制御にも 背光反射 が役立っている
魚の背光反射

思えば、魚には背が暗色で腹が明るい色のものが多くいます。これは海面(上)から見たときに魚の背中が海や海底の暗色と同色系統で紛れやすくなるためですし、海底(下)から見たときには魚の腹の色が空の色と紛れて見えにくくなるためです。きちんと「上」を把握して泳がなければそのカムフラージュ性は十分に発揮されません。魚にとって姿勢制御は生死に関わるとても大事なことなのです。

ちなみに、前述の背光反射の実験では遠くからの光(85メートル先)は虫を引き付ける要因とはなりませんでした。あくまでも近くを通りかかった虫が電灯に集まるようです。それならば、タチウオ釣りで用いる集魚灯は、近くを通ったタチウオを引き寄せる要素とはなっても、遠くの魚を引き付ける力はないのかもしれません(光がさらに届きにくい水中では特に)。

光を背にするとものが見やすい

視覚に頼る多くの生き物にとって光を背中にすることは、もう一つメリットがあります。それは、「ものが見やすい」ことです。光が来る方向に物体があると、逆光状態になり物体の色はシルエット化して見えにくくなりますが、光を背にする順光状態にすれば、物体を識別しやすくなります。

順光と逆光を意識した魚の移動
キラキラした反射に反応するフィッシュイーターは多い。

魚がエサを見つけための行動原理として順光を意識して行動しても不思議ではありません。とくに流れの影響が少ない場所では太陽光を背にしてエサを見つけやすいように回遊することがあるのではないでしょうか。

スズキ等待ち伏せタイプの捕食をする魚は日陰の暗い側に身を隠して、明るい場所にいる見つけやすいエサを狙ったりします。これも言われてみれば光を背にして餌を探すケースのバリエーションです。光を背にすることで、こちらからは見えやすいが相手からは見えにくい状況を手に入れることができるのです。

日陰で待ち伏せるタイプの魚
順光状況もさることながら、暗いほうから明るいほうは見やすく、逆は見えにくい。

酸素

言うまでもなく魚にとって、酸素は生きるための要素です。釣った魚もエアーポンプのブクブクがなければすぐに弱ってしまうことがありますよね。一般に、魚は2ppmでは生活できず、3ppmで他の水域に移動し、4ppmで不快感とストレスを覚え、5ppm以上で通常の生活ができるとされています。これは魚種と成長段階によって異なってきますので目安です。

水中の酸素量は、タナ、雨、流れ、風、水温、植物プランクトン、動物プランクトン等の影響で変動します。基本的に酸素が多い場所のほうが魚にとっては好都合ですが、一定期間の釣果との相関を観察したところ、酸素飽和量は多ければ多いほど釣果がよいわけではなさそうです。ある一定の酸素飽和度に達するとそれ以上は釣果の向上は見られませんでした。ですので、低すぎる酸素飽和度が釣果を落とすと考えたほうがスッキリ来るかもしれません。

※このことは、研究報告と一致します。だいたい、酸素飽和度75%を下回ると急激な摂餌率の低下が起こるマアジやおそらくスズキと、マダイ等の45%を下回ると影響がでるといった具合に、魚によってその影響度が異なります。

暑い時期になると、東京湾や大阪湾では酸素の少ない貧酸素水塊が底のほうで発生することが多くあります。青潮や苦潮と呼ばれる現象もその一つで、ジャッカルの金井氏によれば「暑い時期に表層がクリア」だと苦潮が発生している可能性を推察するそうです。

そんなときは表層付近を攻めるか、酸素が多い場所を探すことが釣果を得るステップになります。たとえば、干潮で浅瀬が空気に触れるほど干上がる場所では、そこが満潮で満たされたときには周囲には酸素いっぱいの水が出現することになります。風がばんばん当たるところを探したり、川の流れが強く当たる場所を探したりします。

ちなみに、淡水で水生植物が酸素を供給するというのは、あまりありません。水中に生えるごく一部の植物のみ光合成で水中の酸素を増加させることをするそうです。水面一杯を覆う植物は、一見酸素を供給しそうですが、その逆で、酸素が薄くて魚が生きにくいという可能性があるのです。

スズキの場合、溶存酸素量が低下するとより低水温を好むことが報告されています。絶食状態のマアジも低水温を好むようになることと合わせて、低水温環境で代謝を低下させてエネルギーを保持するためといいます。https://www.kaiseiken.or.jp/publish/reports/lib/2002_04_02.pdf

酸素が多くなるのは、表層、降雨、流入河川、潮通しのいい場所、風の吹き付ける場所がポイントです。

塩分濃度

海の場合、塩分濃度も気になるところです。回遊魚なら塩分濃度が高いところを好むとされています。河口部で釣りをするのであれば、あまり表層を狙うより、塩分濃度の濃い層、たとえば5メートルより深いところを狙うほうが効率的だと思います。ただし、餌を追っているときは塩分濃度が低い河口の水面側に回遊魚がいることもありますので、ケースバイケースで判断するのがいいでしょう。

面白いのは、塩分濃度の変わるちょうど境目のあたりに小魚となるエサがたまりやすいということです。理屈はわかりませんが、魚探で眺めるとわかります。比重の問題で小魚のエサとなるプランクトンが溜まりやすいのかもしれません。塩分濃度が作り出す「タナ」を意識することで、釣果の向上が見込めます。

塩分濃度を探るのは、釣れている魚を見る等で間接的に知る方法があります。よく知られたことで、キビレのほうがクロダイより汽水寄りにいます。また、ボラは汽水域にいますし、それより少し塩分濃度が高いとコノシロ、サッパがいます。カタクチイワシ、サバ、アジも塩分濃度が高めな場所が好みです。

濁り

あまりにも濁りがきついと、魚にとっては悪影響なことが多いです。しかし、超クリアよりそこそこの濁りであれば逆によいことが多いです。濁りにもたくさんの要因があって、すべてを把握するのは難しいです。典型的には、白っぽかったり、茶色っぽかったり、緑っぽかったり、なにか黒っぽい水に見えたり、水の色を手がかりにします。

濁りの中では、まず海が白っぽく見える青潮は、酸素が欠乏した証拠でよくありません。白茶色の濁りは泥が混在した水の可能性があって、その場合はあまりよくありません。緑系のささ濁りや薄い茶色の場合は比較的良い状態です。茶色は植物プランクトンが多くなってきた可能性があります。よい状態だとベイトフィッシュがたくさん泳いでいたりしますので良し悪しの判断はカンタンです。

回遊魚に限らずフィッシュイーターは、濁りを利用した狩りをしたりします。光の明暗を利用するように、主に下層の濁り側にフィッシュイーターが潜んで、クリア側に来るエサを待ち受ける塩梅です。これは魚によるでしょうから、頭の片隅においておくと役立つことがあるかもしれません。

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