シマノ摩擦に強いPE「ハードブル」と「ピットブル」との使い分け

2024年の新製品でシマノの目玉の一つがPEライン「ハードブル」です。

何がどうすごいのか、今回は「ハードブル」の性能をまとめ、同社ロングセラーの「ピットブル」との使い分けをざっくりと紹介します。

目次

ハードブル の耐摩耗性は通常のPEの「3倍」

とにかく摩擦に弱いPEライン。その弱点を克服するべく、ハードブル」は、通常のPEラインと比べてだいたい3倍程度、耐摩耗性がアップしているそうです。

トビヌケ新潟さんのYoutubeでは摩擦実験の様子を紹介しています。

「ピットブル」が5回で切れるところ「ハードブル」は63回で切れました。この結果だけを見ると、環境によっては10倍以上の耐摩耗性があるということですね。

「ハードブル」はなぜ摩擦に強い?

ではなぜ摩擦に強いのか。「ハードブル」の素材には、ポリエチレン原糸「Spectra」(Honeywell社)が使用されています。シマノHPによると、鉄と比べて15倍の強度、防弾チョッキや船舶用ロープに使用される強い素材です。

この素材は、原糸が太いことも特徴です。その太さが耐摩耗性をアップさせています。

細い原糸を束ねたものより、太い原糸であるほうが摩擦には強いんだね。

「ハードブル」はライントラブルしにくい

「ハードブル」の2つ目の特性として、「ハリ・コシ」がアップしているそうです。

PEラインはトラブルを起こしやすい糸ですが、それはPEラインが柔らかすぎることに起因しています。

そこで「ハードブル」では、ハリ・コシを持たせることで、ライントラブルの抑制をしています。

おそらく原糸が太いことによる特性だと思います。

「ハードブル」と「ピットブル」との使い分け

では従来のシマノのPEライン、「ピットブル」と今回の「ハードブル」との使い分けはどうなるでしょうか。

「ハードブル」は硬い糸なので、それだけ飛距離が犠牲になると思います。

また、シマノHPによると、直線強力としては、「ピットブル」(原糸IZANAS,東洋紡製)のほうが優れるそうです(下表)。

シマノPEライン、ハードブルとピットブルの機能比較表
画像はシマノハードブルHP掲載表を改変

軽いルアーを使う場合や、オープンウォーターで使う場合は「ピットブル」、ボトムや障害物周りで使いたい場合や強風時等でライントラブルを極力防ぎたい場合は「ハードブル」がちょうどよい使い分けでしょう。

糸が変わると竿やリールが変わる以上にガラッと釣りの快適さが変わることがあるので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

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