ダイワ「24セルテート」VSシマノ「25ツインパワーXD」徹底比較

リール

今回は、ダイワとシマノの汎用スピニングリール上級モデル、「24セルテート」と「25ツインパワーXD」を比較します。

どちらも5万円前後の価格帯に位置し、軽量・低慣性ローター+高剛性ボディという似たコンセプトを持つリールです。そのため、どちらを選ぶか迷っている方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、メーカーが異なれば仕様の比較がしづらいのも事実。そこで本記事では、「同じような機能は同じもの」と見なすことで、できるだけわかりやすく両者を比べていきます。

読み終えたときには、「自分に合っているのはどちらか?」が明確になるはずです。

ほそく
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リクエストに応えて記事にしました

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主な違い

主要な違いは以下の通りです。

特徴24セルテート25ツインパワーXD
ボディ剛性
ローター剛性
ドラグ性能
飛距離
トラブルレス性
巻き心地

以下でそれぞれの違いについて解説します。


ダイワ「24セルテート」はココがすごい!

まずは「24セルテート」の優れているところに焦点を当てましょう。

24セルテートの優れた点はフルメタルのモノコックボディとザイオン製ローター
ボディとローターがの剛性が優れる24セルテート
画像出典:ダイワHP から改変
24セルテートのここがすごい!
  • 高剛性のフルメタルのモノコックボディ
  • 高剛性のザイオン製ローター

ボディ剛性

比較項目24セルテート25ツインパワーXD
ボディ(素材)モノコックボディ
(フルアルミ)
ハガネボディ
(アルミ/CI4+)

24セルテートは「ボディ剛性」に優れています。

ボディ剛性が高いと、大物とのファイトでもたわみにくく、安定してリールを巻けるようになります。

「24セルテート」は、アルミニウム製のフルメタルボディを採用しており、非常に高い剛性を実現しています。

さらに、ネジを使わずプレートでフタをする「モノコックボディ」構造によって、剛性がさらに強化されています。

ネジを用いず、エンジンプレートを付けるのがモノコックボディの特徴
ダイワのモノコックボディ(左)はネジを使わず、プレートを直接固定する方式
画像引用元:ダイワHP

一方で、「25ツインパワーXD」は、前モデルの「24ツインパワー」と同じボディ構造を継承しています。

こちらは、リールフット部にアルミニウム、ギアボックス部にはCI4+(高強度樹脂)を使用したハイブリッド構造です(下図参照)。

25ツインパワーXDのボディ素材
25ツインパワーXDのボディ構成はアルミニウムとCI4+のハイブリッド
画像はシマノHPを改変

この構造は、ダイワでいう「従来構造」に相当し、ボディの一部に樹脂を用いている点から見ても、剛性では「24セルテート」が一歩リードしていると考えてよいでしょう。

ほそく
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必要十分なボディ剛性?
なお、シマノ公式サイトでは、「アルミニウム」と「CI4+」の組み合わせであっても、「過剰なまでの剛性を備えている」と表現されています。
実際、パワーファイト時には
リールフット部の剛性
が特に重要であり、ここが金属製であれば、ギアボックス部に樹脂素材を用いても十分な剛性が確保できるというのが、シマノの設計思想といえるでしょう。

ローター剛性

比較項目24セルテート25ツインパワーXD
ローター素材ザイオンCI4+

「24セルテート」は、低慣性ローターを搭載した機種のなかでも、トップクラスのローター剛性を備えていると考えられます。

詳細な数値は公表されていませんが、24セルテートに採用されているローター素材「ザイオン」は、25ツインパワーXDの「CI4+」よりも剛性が高いとされています。

下図はダイワ公式の資料で、ザイオンと他素材との剛性比較を示したものです。ザイオンの剛性は、なんと「マグネシウム」と同等レベルとされています。

ダイワの素材比較
ザイオンはマグネシウム並の剛性がある
画像引用元:ダイワHP

なお、マグネシウム製ローターは、シマノでは「ステラ」や「ツインパワー」の1000番ボディなど、ハイエンド機種の一部に採用されています。

もちろん、ローターの剛性は素材だけでなく設計にも左右されるため、単純な比較はできません。ただし、ここでは「マグネシウム相当の剛性を持つザイオンローター」を採用した24セルテートに一歩リードがあると判断してよいでしょう。

余談
余談

CI4+には複数のバージョンが存在?
ダイワでは「ザイオンV」と「ザイオン」のように、カーボンの含有量や質によって素材のグレードを分けています。一方、シマノの「CI4+」には、高価格機種用低価格機種用の2種類が存在するとされ、剛性に違いがあるとの話もあります。

大型番手の存在

24セルテート」には、例えばLT5000番(290g)といった大型の番手もラインナップされています。

一方、シマノの「25ツインパワーXD」は、4000番ボディまで(C5000番を含む)のサイズ展開となっています。

24セルテートLT5000Dと25ツインパワーXD C5000
最大サイズの番手をほぼ同じ縮尺にして比較。LT5000のほうが一回り大きいことがわかる。
画像引用元:ダイワ24セルテート シマノ25ツインパワーXD

シマノでは、C5000番より大きなサイズはほぼラインアップになく、ルアー用大型リール(例:ツインパワーSW、350g以上)を検討する必要があります。

そのため、「糸巻き量が多く、軽量なリール」を求める場合は、セルテートが候補となるでしょう。


シマノ「25ツインパワーXD」はココがすごい!

お次は「25ツインパワーXD」の優れているところです。

25ツインパワーXDのよいところ
25ツインパワーXDの優れた点
画像:シマノHPから改変
25ツインパワーXDのここがすごい!
  • ドラグ性能(リジッドサポートドラグ、デュラクロス、インフィニティループ)

ドラグの性能

比較項目24セルテート25ツインパワーXD
ドラグ関連機能
(ドラグワッシャー素材)
ATD TYPE-L(フェルト)、※LT5000番はATDタフ(カーボン)リジッドサポートドラグ&インフィニティループ(デュラクロス)

25ツインパワーXD」には、スプール部を2個のボールベアリングで支持する「リジッドサポートドラグ」が搭載されています。これにより、ドラグの滑り出しが非常に滑らかになります。

25ツインパワーXDのリッジサポートドラグ
リジッドサポートドラグはスプール内部にボールベアリングを2点用いる構造のこと
画像引用元:シマノ24ツインパワー

一方、「24セルテート」では同じ箇所にボールベアリングは搭載されていませんが、ボールベアリングの追加カスタムは可能です。

また、「25ツインパワーXD」のドラグワッシャーには、「デュラクロス」という高耐久のワッシャーが採用されており、フェルト製のため滑り出しもスムーズです。

24ツインパワーのデュラクロス
デュラクロスは直交するように織り込まれた繊維を特徴とするフェルト素材
画像引用元:シマノ24ツインパワー

さらに、「25ツインパワーXD」には密巻き機能「インフィニティループ」が搭載されており、これがドラグの安定性を向上させています(下図参照)。

インフィニティループの搭載有無でどのようにドラグの安定性は変わるか
インフィニティループによってドラグが安定的に作動する 画像:シマノHP を改変

一方、「24セルテート」の小型番手モデルには、フェルト素材のドラグワッシャーを採用しており、ダイワ従来の「ATD」よりも滑り出しが良くなった「ATD TYPE-L」を搭載しています。

ATD TYPE-Lと従来のATDのドラグ特性の違い
ATD TYPE-Lのほうがフッキング時にスムーズにドラグが作動する
画像引用:ダイワHP

ATD TYPE-Lはワッシャーやドラググリスの調整による特性だと思われます。このカスタムで、シマノの「リジッドサポートドラグ」「デュラクロス」「インフィニティループ」の組み合わせに対抗できるかは疑問です。

以上を考慮すると、基本的なドラグ性能に関しては「25ツインパワーXD」の方が優れているといえるでしょう。

ほそく
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24セルテートの大型番手は「耐久性重視」
「24セルテート」の大型番手(LT5000番)には、カーボン素材のドラグワッシャーが採用されています。これは「ATDタフ」と呼ばれる仕様で、フェルトに比べて高い耐久性を持つ一方、繊細な滑り出しという点ではやや劣る傾向があります。


互角ともいえるところ/なんとも言えないところ

両者の良さがあり、明確な比較がしにくい点を挙げます。

ローターの低慣性さ

比較項目24セルテート25ツインパワーXD
ローター
(ベール素材)
ザイオン製エアドライブローター(ステンレス)CI4+製マグナムライトローター(チタン)

24セルテート」と「25ツインパワーXD」は、どちらも低慣性ローターを搭載したモデルです(それぞれエアドライブローターマグナムライトローターを採用)。

ローターの慣性が小さいほど、巻き始めが軽く、ピタッと止めやすいため、テクニカルな釣りに適したリールになります。

リールのベールはローターに取り付けられており、その重量はローターの軽量・低慣性化に大きく影響します。

25ツインパワーXDのベール素材は「チタン」。ステンレス製に比べて軽量なため、ローターの低慣性化に貢献しています。

ほそく
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チタン合金の比重はステンレス合金の1/2程度とされています。

一方、24セルテートのベールは「ステンレス」製ですが、ローター本体には軽量素材の「ザイオン」を使用しており、こちらも軽さを追求した設計です。

ただし、24セルテートはラインローラーに2BB(ベアリング)を搭載しているため、ローター全体としては若干の慣性増につながる可能性があります。

総合的に見ると、ローターの低慣性という点では25ツインパワーXDにやや分があるように感じますが、ここでは「ほぼ互角」としておきたいと思います。

ボールベアリングの搭載箇所

スピニングリールは、ハンドルの回転をローターの回転とスプールの上下運動に変換する仕組みを持っています。
この各回転部にボールベアリング(BB)が搭載されることで、回転の滑らかさや耐久性が向上します。

ボールベアリングのイメージ
ボールベアリングの構造 画像はシマノHP

一般に、高級モデルほど多くのボールベアリングが搭載されており、それに伴って性能もアップします。

25ツインパワーXD」と「24セルテート」には、どちらも合計で10個のボールベアリングが搭載されています。

搭載数は同じですが、配置されている箇所が異なる点がポイントです(詳細は下表参照)。

24セルテートと25ツインパワーXDのボールベアリングの搭載箇所
違いのある部分を色付きで表示

それぞれの違いを見ていきましょう。

24セルテート」には、スプールの上下動を制御する「オシレーティングギア部」にボールベアリングが搭載されています。

また、ラインローラー部のベアリング数にも差があります。「25ツインパワーXD」には1個、一方で「24セルテート」には2個搭載されており、セルテートの方が1つ多い仕様です。

これらの点では、「24セルテート」に軍配が上がると言えるでしょう。

ただし、「25ツインパワーXD」は、スプール内部に2個のボールベアリングを搭載しています(前述の「リジッドサポートドラグ」によるもの)。

この点では、「25ツインパワーXD」が優れているとも評価できます。

このように見ていくと、単純にボールベアリングの数だけで性能の優劣を判断するのは難しいことがわかります。

ほそく
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「24セルテート」に「リジッドサポートドラグ」を
「24セルテート」にはボールベアリングを2個足して「リジッドサポートドラグ」化することが可能です。

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糸の巻き方

次は、糸の巻き方に関する違いを見ていきましょう。

ここはダイワとシマノで大きく異なるポイントです。

24セルテートと25ツインパワーXDの摺動方式とスプール、糸巻き方式の違い
「25ツインパワーXD」と「24セルテート」の糸巻き方式の比較

24セルテート(ダイワ)」は、

  • カム式オシュレーション
  • 大口径スプール
  • クロス巻き(クロスラップ)

という構成で、構造のシンプル化・軽量化・トラブルレス性の向上を重視した設計となっています。

さらに、溝付きのラインローラー「ツイストバスターⅢ」を搭載することで、糸ヨレや絡みといったトラブルの軽減にも力を入れています。

一方で「25ツインパワーXD(シマノ)」は、

  • クロスギア式オシュレーション
  • ロングストロークスプール
  • 密巻き(インフィニティループ)

という構成で、飛距離の向上と巻きの安定性を追求しています。密巻き機構はドラグ性能の安定化にも貢献し、クロスギア式は高負荷時の巻き取りがやや軽くなると言われています。

加えて、「25ツインパワーXD」には以下のような機構も搭載されています:

  • アンチツイストフィン:ライン放出時の抵抗減による糸の脱落を防止
  • Gフリーボディ:摺動子ギアを竿側に配置することで、重心を手元側に寄せ、操作性とキャスティングの快適さを向上

このように、「24セルテート」はトラブルレスかつ軽快な操作性を重視しているのに対し、「25ツインパワーXD」は飛距離性能と巻き心地の向上を狙った設計となっています。

それぞれのアプローチは異なるため、一概に優劣をつけることはできません
最終的には、「シンプル・軽量・トラブルレス」を取るか、「飛距離・巻き感・安定性」を取るか――好みによって評価が分かれるポイントです。

ほそく
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「クロスギア式」と「カム式」の違いーーオシュレーション方式について

スピニングリールのスプールが上下に動く仕組みを「オシュレーション機構」と呼びます。この方式には大きく分けて、「カム式」と「クロスギア式」の2種類があります。(※それぞれの構造的な詳細は別ページで解説します)
シマノでは、

  • 「カム式」:主にエントリーモデル(低価格帯)に採用
  • 「クロスギア式」中〜高価格帯の上位機種に採用

この背景には、「クロスギア式」は「ロングストロークスプール」との相性が良いという理由があります。ロングストロークスプールは飛距離やドラグ性能の向上に寄与するため、高性能を追求するモデルと組み合わせやすいのです。

一方、ダイワでは大口径スプールを基本コンセプトとしており、最上位機種の「イグジスト」においても「カム式」を採用しています。

つまり、メーカーごとにスプール設計の思想が異なっており、それに合わせて最適なオシュレーション方式を選んでいるというわけです。

ドライブギア

ドライブギアはリールの心臓部ともいえる主要パーツであり、長く使うためには高い耐久性が求められます。

ドライブギア
ドライブギアはリールの心臓部 画像はシマノHP

その耐久性の確保方法は、メーカーによってアプローチが異なります

比較項目24セルテート25ツインパワーXD
素材超々ジェラルミン超々ジェラルミン
製法冷間鍛造+マシンカット冷間鍛造
ギアの特徴ギアサイズを大きくする歯面の接地面積を増やす(インフィニティクロス)
特殊表面処理ありなし
その他マイクロモジュールギアⅡ

■ ギア素材の違い

両機種ともに、超々ジュラルミン(アルミニウム合金)製のドライブギアを採用しています。
(※具体的な素材配合は公表されていません)

■ 製法の違い

  • ダイワ(24セルテート)
     →「マシンカットタフデジギア」を採用。これは、冷間鍛造の後に精密マシンカットを加えた構造で、初期の巻き心地やギア精度に優れるとされます。
  • シマノ(25ツインパワーXD)
     →「HAGANEギア」を採用。冷間鍛造のみで仕上げることで、長期的な耐久性とタフネス性を重視している点が特徴です。

➡ この違いから、「初期性能のダイワ vs 長期耐久性のシマノ」という構図になります。
ここでは、信頼性の高さからシマノに1票とします。

■ ギア形状の工夫

  • ダイワは「モノコックボディ」により、大型ギアの搭載を可能にしています。これにより、耐久性とパワー伝達効率を向上させる設計です。
  • シマノは「インフィニティクロス」という技術で、ギア歯面の接触面積を拡大し、摩耗の抑制による耐久性アップを実現しています。

➡ この点はどちらにも独自の工夫があり、優劣はつけがたい部分です。

■ ギアの表面処理

  • 24セルテートのドライブギアには、特殊な表面処理が施されています。
  • 一方、25ツインパワーXDには、特殊表面処理は施されていません(※この処理は「22ステラ」などの最上位モデルのみ)。
    ※もちろん、通常の防錆・耐摩耗処理はされていますが、「特殊」かどうかはメーカーの基準によります

➡ この点では、特殊処理の有無からダイワに1票を挙げたいところです。

■ 総評:ギアの耐久性について

両社ともに独自の技術でギアの耐久性を高める工夫を施しており、単純な比較は難しいです。

ただし、シマノのギアは「耐久性の高さ」に定評があり、さらに「マイクロモジュールギアⅡ」といった巻き心地を滑らかにする独自技術も魅力のひとつです。

ほそく
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ギアの大型化の理由

一見すると、ドライブギア(メインギア)が大きいと巻き上げトルクが強くなりそうに思えますが、実際にはそう単純ではありません。

巻き上げトルクに影響する主な要素は以下の3つです:

  • スプール径
  • ギア比
  • ハンドルの長さ

つまり、ギアの大型化そのものがトルクを上げるわけではないのです。
ではなぜ、ギアを大きくするのか?
その狙いは、耐久性の向上にあります。近年のリールは、ボディ剛性の向上内部抵抗の低減(低摩擦化)によって、よりダイレクトに力が伝わる設計になっています。
その結果、メインギアにかかる負荷は以前よりも増加しており、それに対応するためにギアの大型化が選択肢となる
というわけです。

防水構造

防水性能も、ダイワとシマノで設計思想に違いが見られるポイントです。

24セルテート」「25ツインパワーXD」ともに、ピニオンギア部やラインローラー部に防水構造が施されていますが、その方式は異なります。

比較項目24セルテート25ツインパワーXD
防水技術マグシールドXプロテクト
防水構造のイメージ
釣りでは水がかかるシチュエーションは多い 画像はシマノHP

■ ダイワ「24セルテート」:マグシールド

「24セルテート」では、磁性オイルを利用した「マグシールド」による防水構造を採用。
マグオイルが磁力でピタッと密封するため、水の侵入を効果的にシャットアウトします。

ダイワのピニオン部のマグシールド模式図
ピニオン部のマグシールドの位置
画像:ダイワHP

➡ この構造は、高い防水性とメンテナンスフリー性が特徴です。

ラインローラー部のマグシールドの位置
画像:ダイワHP

ただし一方で、

  • メンテナンス性の低さ
  • マグオイルの経年劣化
  • 若干の巻きの重さ

などを理由に、「マグシールドを好まない」というユーザーも一定数存在します。

■ シマノ「25ツインパワーXD」:Xプロテクト

シマノの「25ツインパワーXD」では、撥水処理+ラビリンス構造による「Xプロテクト」を採用。
これは、水を弾きながら、物理的に水の通り道を遮る設計になっています。

Xプロテクト
画像出典:シマノHP

➡ 完全防水ではありませんが、非接触構造なので巻き感が軽くなるというメリットがあります。

NEW Xプロテクトの拡大図
ラインローラー部の「NEW Xプロテクト」の構造
図はシマノHPから改変

■ 総評

どちらも高性能な防水構造ではありますが、

  • 防水性能と構造の密閉度を重視するならダイワ(マグシールド)
  • 巻き心地とメンテナンス性を重視するならシマノ(Xプロテクト)

といったように、ユーザーの好みによって評価が分かれる部分です。
そのため、一概にどちらが優れているとは言い切れません

まとめ

最後にまとめましょう。

正直なところ、この価格帯のスピニングリールは、どちらを選んでもオーバースペック気味なケースが多く、比較さえしなければ、「どちらを買っても満足してしまう」ケースが圧倒的に多いと思います。

とはいえ、それぞれの特性に合った選び方をすることで、釣りの快適さや楽しさはさらに高まります。

「24セルテート」をおすすめしたいケース

「24セルテート」をおすすめしたいケース
  • ボディやローターの剛性を重視する人
  • トラブルレス性を重視する人
  • 軽量かつ大型番手のリールが必要な人

「24セルテート」は、フルメタル・モノコックボディザイオン製ローターによって、高い剛性と軽量性を両立しています。

また、

  • 大口径スプール
  • クロスラップ(クロス巻き)
  • ツイストバスターⅢ搭載ラインローラー

といった設計によって、ラインのトラブルを極力減らす設計も大きな魅力です。

さらに、シマノにはない大型番手が選べる点も、パワーファイトが求められる釣りにおいてはアドバンテージになります。

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4位LT3000-XH
4位FC LT2000S-H
7位LT5000D-XH
8位LT5000D
8位FC LT2500S
8位LT4000-C
8位FC LT2000S-P
8位LT2500-H
13位FC LT2500S-DH
14位LT2500
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「24セルテート」の記事はこちら

「25ツインパワーXD」をおすすめしたいケース

「25ツインパワーXD」をおすすめしたいケース
  • ドラグ性能を重視する人
  • 飛距離を重視する人
  • 巻き感のなめらかさを重視する人

「25ツインパワーXD」は、以下の機構によってドラグ性能が非常に優秀です:

  • リジッドサポートドラグ(スプール内部のベアリング)
  • インフィニティループ(超密巻き)
  • デュラクロス(高耐久ドラグワッシャー)

また、ロングストロークスプール×密巻き構造により、飛距離性能の高さも特徴です。

加えて、

  • マイクロモジュールギアⅡ
  • クロスギア式オシュレーション

による、密で滑らかな巻き心地はこだわり派アングラーには特におすすめです。

(おまけ)25ツインパワーXDの人気番手

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順位番手
1位4000XG
2位C5000XG
3位C3000XG
4位C3000HG
5位4000HG
6位4000PG

4000XGが人気です。

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