釣りの「鈎」や「仕掛け」のバリエーションの多さたるや、これを全部試そうと思えば一生では到底足りません。
そこで、釣り人各人が「お気に入りのメーカー」のものを買うようになるのですが、人や釣りジャンルによってお気に入りも様々です。
ここでは、波止釣り多めの筆者個人のお気に入りを紹介します。
ただの偏見なので怒らないで
「釣りバリ」のおすすめメーカー
針のメーカーで大きいのは、「がまかつ」と「オーナーばり」の2社でしょう。
他には「ささめ」、「ハヤブサ」も有名です。「土肥富」(マルト)、「カツイチ」(デコイ)、「キンリュウ」、「タイガー」、「カワセミ」、「もりげん」などがよく見かけるでしょうか。
おすすめはやはり「がまかつ」と「オーナーばり」なのですが、それぞれ特徴があります。
「がまかつ」の針は針先の鋭さと硬さを重視する傾向にあります。ですので、掛けることにこだわりながら、限界まで来たら折れてしまうというリスクも増えることになります。
対して「オーナーばり」はやや硬さを抑えている傾向があります。針先が鈍りやすく、針が伸びるということもありますが、それは折れるよりましという考え方に由来します。
どちらがいいかは釣り人の考え方によります。「がまかつ」はやや保守的な針のラインナップ、「オーナーばり」はアイデア重視でさまざまな製品を展開するイメージです。
個人的には最初の針は「がまかつ」を推します。針は掛けてナンボですし、折れるようなら針サイズを上げればいいだけの話です。
「がまかつ」に無いラインナップ品は「オーナーばり」の製品を買う感じでいいと思います。
上記の本では、釣り針のイロハが書いてあります。つり人社発行というのもいいですね。「針先角度」ときいて何のことかわからない人にはぜひ読んでほしい本です。絶対に釣りの役に立ちます。
釣りの「仕掛け」のおすすめメーカー
仕掛けは先述の針のメーカーが主に出していて、「ダイワ」も一部出しています。釣りのジャンルによりますが、主なメーカーの個人的印象をランキングにして記します(主観です)。
1位 オーナーばりの仕掛け
最新の釣りもどんどん取り入れる優秀な仕掛けが多いです。キモをおさえた仕掛けが多く、権限を持ったスタッフに釣りに精通した人が多いのだと思います。
2位 ハヤブサの仕掛け
こちらもオーナーばり同様、新しい釣りも採用する優秀な仕掛けが多いです。
3位 がまかつの仕掛け
保守的で手堅いものが多く、これを買っておけばとりあえず安心的なものです。針が「がまかつ製」という良さもあります。バリエーションがやや少ないイメージです。
4位 ささめ針の仕掛け
独自性をウリにしたアイデア重視の仕掛けが多いです。とてもいいものとイマイチなものが混在しているイメージです。
仕掛けについての革新性はこんなイメージです。
【革新】←ささめ ハヤブサ オーナー がまかつ→【保守】
何も情報がないときの第一候補としては、「オーナーばり」の仕掛けをおすすめしますが、釣りジャンルによっては担当者が異なるために、同じメーカーの商品でも正直クオリティの差はあります。
つまり、各メーカーでどれも優秀なものがありますので、少しずつ買って試すと面白いですね。
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