「エレベーター仕掛け」でエサを潜らせるワザ15選【泳がせ釣り】

エレベーター仕掛けでエサを潜らせる方法 泳がせ・飲ませ釣り
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応用ワザ1:「沈めオモリ」を活用する

応用ワザの1つ目は、「沈めオモリ」です。

仕掛けのスナップ部分にナス型の1号~3号程度のオモリをつけます

エレベーター仕掛けの例。沈めオモリのつける位置。
筆者自前のの仕掛け例

スナップ部分が重しとなって仕掛けの滑りをよくし、また、その重さでエサを沖の底へ誘導していくのです。

エレベーター仕掛けの沈めオモリありとナシの違い。
ほそく
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スナップ部分がオモリとなればOK

「カミツブシオモリ」や「ガン玉」「中通しオモリ」をスナップ(orスナップサルカン)直下のハリスにつけてもOKです。面倒なら「スナップサルカン付きのナツメオモリ」を使ってもいいです。

ただし、スナップは簡単には開かないタイプを選ぶことと、オモリの重さにには注意してください。ここのオモリが重すぎると、糸がたるむ原因となって逆効果になるのです。

エサを深みへ導きながら道糸をたるませない最小限のオモリを見つけ出すのがコツです。13センチくらいの小アジなら1号、20センチ近い小サバなら3号などエサの遊泳力に合わせた重さを用意します。

どれか一つを選ぶなら、2号を使っておけば大丈夫です。

オーナーばりの動画では「ナス型オモリ3号~5号」を推奨していますね。オモリの形状やセッティングによっては絡みやすくなったりしますので、色々工夫してみてください。

なお、市販の仕掛けには、「沈めオモリ」つきの仕掛けもありますがオモリは1.5号-2号が多いです。

市販仕掛けはオモリと仕掛けが一体化された糸絡みを抑える目的の仕様となっています。デメリットは、使い方によってはかえって絡みやすくなったりもすることと、オモリの変更ができない点です。

ほそく
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簡単な絡み防止方法
絡み防止のパイプを10センチほど仕掛けのスイベルに被せます。
簡単ですが効果的な方法です。

AmazonFIVESTAR 仕掛け図を改変

沈めオモリつきの市販品もあります。
FIVE STAR エスカレーター式堤防のませ仕掛け

AmazonFIVESTAR 仕掛け図から引用

応用ワザ2:エサの遊泳力を奪う

応用ワザの2つ目は、より直接的な方法で、「エサ自体の遊泳力を奪う」方法です。

以下の3つの方法が知られています。

  • エサにオモリをつける
  • エサのエアを抜く
  • エサの胸ヒレや尻尾を切る

エサにオモリをつける

まず、エサに直接オモリをつける方法です

アジのお腹にオモリを付けると、潜る

1.5~3g程度のオモリ付きの針(ルアーフィッシングで使う「ジグヘッド」のようなもの)をエサのお腹周辺に取り付けることで、エサを強制的に潜らせるのです。

なんかカワイソウ?ですが、ヤエン釣りでポピュラーな手法です。オモリを腹につけるのがミソで、自然な姿勢で泳がせることができます。

この針付きオモリは釣具店のアオリイカコーナーに専用品が売られていますが、なければ普通のルアー用ジグヘッドでもいいです。違いは針の太さ、針の長さ、糸を結ぶアイの有無です。

注意点としては、アジに傷が入りますので、弱りが早くなります。なるべく負担の少ない細めの針のものを選びます。

また、あまりにオモリが重いとアジが底についてしまいます。根掛かりの原因にもなりますので注意です。

ハリにオモリを固定するだけで自作もカンタンですので、好みができたら作ってもよいでしょう。

エサの空気を抜く、ヒレを切る

他には、アジのお腹を肛門のほうにしごいて空気を抜く方法や、針などで内臓や浮袋の空気を抜く方法、胸ヒレや尾びれを短く切る方法があります。

ヒレを切る方法は海上釣り堀でよく用いられる方法です。如実にエサの遊泳力が減るので、広くアピールしたいときには不向きですが、目の前にターゲットがいて、エサが逃げらない状況を作りたい場合に効果てきめんです。

これらの直接的な方法は、うまくやらないとエサに大きなダメージを与えますが、覚えておくとどうしても潜らせたいときに効果的です。

応用ワザ3:「仕掛けの移動範囲」に制限をつける

応用ワザの3つ目はエレベーター仕掛けの改造です。

表層にエサが来ないようにすればいいのですから、ウキ止め糸を使って「仕掛けの移動範囲」に制限を設けてエサごとぶっこみます。

エサごと投げますので、エレベーター仕掛けの「投入時にエサに負担をかけない」利点や「遠投できる」利点がなくなりますが、「エサが潜らない」という部分は完全に解消できます。

「エレベーター仕掛け」基本図

仕掛けの説明の前におさらいから。こちらが典型的な「エレベーター仕掛け」です。

基本的なエレベーター仕掛け図
基本的なエレベーター仕掛け

エサは全層を移動可能なため、潜らない場合があります。この移動範囲を制限するのです。

ほそく
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「ウキ止め糸」と「シモリ玉」は省略可能
図の「シモリ玉」はスナップの抜け防止のためにつけます。スナップがスイベルを抜けないようであれば、省略可能です。

また、「ウキ止め糸」はシモリ玉が浮き上がるのを防止する目的でつけます。シモリ玉の浮力はわずかですが、少しでもエサを潜りやすくするためです。市販仕掛けのように「シモリ玉」でなく浮力のない「ビーズ」などを使えば「ウキ止め糸」も省略可能です。

制限つき「エレベーター仕掛け」

制限付き/ブッコミ式エレベーター仕掛け図
制限付き/ブッコミ式エレベーター仕掛け

最も基本的な方法は、ウキ止め糸」と「シモリ玉」を使ってエレベーターの遊動部分を制限する方法です(上図)。

これは「ブッコミ仕掛け」と「エレベーター仕掛け」のあいのこで「ブッコミ式エレベーター仕掛け」とも言われます。

遊動範囲を底付近に限定することで、底付近の塩分濃度が高い河口付近で釣りをする場合や、底付近に生息するマゴチやヒラメ狙いを効率的にできます。

上側のウキ止め糸の位置は、投げる距離によってスイベルから1ヒロ~6ヒロなど。いろいろ試してみてください。

ほそく
ほそく

他にも、エレベーター仕掛けのバリエーションは様々あります。複雑な仕掛けもありますので、それについてはまた別の機会に紹介したいと思います。

ほそく
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実は載せていない秘策?もあるけれど……検証中
実は今回掲載していない秘策(仮)もあります。めちゃくちゃカンタン、単純なのですが、ネットでは見つけることができずまだ検証中なので、検証が済み次第公開する予定です。場合によっては何倍も釣れる方法です。お楽しみに。

さいごに、エサ自身が潜りたがらないケースの原因と対策を紹介します。

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